冬のあるカレー日和。 大学生・整(ととのう)が玉ねぎをざく切りしてると、警察官が「近隣で殺人があった」と訪ねてきます。 そのまま警察に連れていかれた整に、次々と容疑を裏付ける証拠が突き付けられ彼はこのまま犯人にされてしまうのでしょうか? (田村由美「ミステリと言う勿れ」既刊4巻) 冤罪とはやってもいないのに犯人にされてしまう事です。 自分は犯人じゃないと言っても警察がその事件について調べ、合理的判断でお前が犯人だろうと決めつけられてしまう。 時代劇なんか見てると犯行現場に大工の音吉の手拭いが落ちてたというだけで音吉はもう下手人にされちゃったりします。 昔はいい加減なお調べでさぞや冤罪が多かったでしょうね。 間違いでは済まされないけど、人のやる事だから間違いはなくならないんですよね。 でも間違った冤罪よりももっと怖いのが「意図的に作られた冤罪」です。 警察に連れていかれた大学生・久能整(くの