近畿大学(近大)は9月17日、ソフトウェア技術者の能力と加齢との関係について調査を行い、加齢による記憶力の低下により、特定のプログラムにおいては理解により多くの時間を要することを明らかにしたと発表した。 同成果は、同大学大学院総合理工学研究科の村上優佳紗学生(当時、博士前期2年)、同大学理工学部情報学科の角田雅照准教授、同大学大学院システム情報学研究科の中村匡秀准教授らの研究チームによるもの。詳細は、電子情報通信学会が発行する英文論文誌「IEICE Transactions on Information and Systems」のVol.E104-D No.1に掲載予定として、先にオンライン公開された。 人手不足はソフトウェア開発の現場においても指摘されており、いかにして技術者を確保するかが重要な課題となっている。中高年技術者の活用が1つの解決策となり得るが、程度の差こそあれ、加齢にしたが