「KURO」で味わうクレイアニメの“空気遠近法”:山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」(1/2 ページ) 昭和30年代以降、テレビは茶の間の片隅に鎮座する王様であり、安価で便利な娯楽装置であり続けた。ごろんと横になってへらへら笑いながらお笑い番組を見たり、メシを食いながらニュースに耳を傾けたり。そんなテレビとの付き合い方を否定するつもりは毛頭ないし、ぼくだって事実1日のうち何時間かはそんな時を過ごしたりする。 しかし、昨今の高画質化著しい薄型テレビやプロジェクターをそれだけに使うのはもったいない。もっといえば、地デジで放送されているバラエティやお笑いやニュースが見るプログラムのほとんどだという方は、大画面テレビを買う必要すらないのではないかと思う。だって、少なくともぼくはホソ○カズコ女史やミ○モンタ氏のアップを50インチで観たいとは思わない。できれば勘弁してほしいと思う。 しかし、高画