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2009年1月18日のブックマーク (3件)

  • サンクコスト - 池田信夫 blog

    経済学の初歩の練習問題に、サンクコスト(埋没費用)というのがある。たとえば、青森から函館まで総工費7000億円かけてトンネルを掘っているとする。工費を6000億円まで使ったところで、札幌までジェット機が就航し、航空運賃のほうが安くなった場合、トンネルは掘り進むべきだろうか? 正解は、開通させることによって上がる利益が、残りの工費1000億円に達しないならば、工事をやめることである。これまでにかかった工費は、回収できないサンクコストだから、今後のプロジェクト費用を計算するときは考えてはいけないのだ。まして青函トンネルや四連絡橋のように大赤字になることがわかっているプロジェクトは、いつやめても遅くない。 ところが公共事業の類には、「ここまで作ったのだから」というだけの理由で続けられるプロジェクトが多い。さらに長良川の河口堰や諫早湾の干拓のように、完成しても運用しないほうがよいという、二重

  • ノンリコースローン再考。米発金融危機は意外と速く収まる?:貞子ちゃんの連れ連れ日記 - AOLダイアリー

    ここ一週間ほどの間、「ノンリコースローン」で検索して私のブログに飛んでくる方が多かったので、もう一度走り書き。(興味のある方は、このブログのブログ内検索コーナーを使って「ノンリコースローン」をキーワードにして検索してみてください。2007年秋ごろのブログ記事が見つかるはずです。時間が空いたときに、私も2007年ごろのブログ記事をこちらにTBしておきます。) 今回の「100年に一度の未曽有の金融危機」では、CDOやCDSのマーケットが失敗してしまいました。 規制緩和で誕生したCDOやCDSという金融商品は、まだ不特定多数の人々が自由に参加するマーケットが出来上がっていない状態です。今現在のCDOやCDSは、業者間の相対取り引きで成り立っています。 そして、規制緩和で生まれた金融商品であるCDOやCDSは、監督行政の目をぐぐりぬけて異常なまでに膨張してしまいました。(たとえば、CDSの相

  • 過去のないケータイ産業:クロサカタツヤの情報通信インサイト

    年明け最初の日曜に、遅い朝飯をべながら眺めていた「サンデー・プロジェクト」の、後半に流れてたフィンランド特集の内容に、やや違和感があった。それを枕に、ちょいとケータイの産業論を徒然と。 「マジメにものづくり」という罠 番組そのものは、日はフィンランドを見習い、国家一丸となって海外市場を目指せ、というような話だったと思う。ブログ界隈でもいくつか議論されていたようだが、番組の全体的な主張自体に違和感はない。相当規模の国内市場を有しつつ、海外市場も開拓しなければペイしない日としては、どう論じたところで「内需も外需も等しく大事」という結論しかないのである。 気になったのは、特集の中心として取り上げられていたノキアへの言及。この中で、 ・ノキアはGSM当初から世界指向があった ・ノキアは安くていいものを作ったから世界制覇した ・フィンランドには国全体でいいものを作る制度や環境があった という話

    過去のないケータイ産業:クロサカタツヤの情報通信インサイト