富士山から261キロ離れた京都府内の山から、富士山の山頂が撮影されました。 専門家によりますと、京都府内からの撮影が確認されたのは初めてで、これで富士山が見える都道府県の数は、20都府県に増えました。 富士山が撮影されたのは、京都市と、滋賀県高島市の境にある尾根です。 撮影した奈良県天理市の住職、新林正真さんによりますと、21日の夜明け前に、2時間かけてこの尾根にのぼり、日の出前の午前5時20分ごろ、富士山の方向を望遠レンズで撮影したところ、山頂が写っていたということです。 このため、専門家が地理の情報を分析できるコンピューターソフトを使って確認したところ、京都府から見える山の位置や形などから、富士山で間違いないと判断したということです。 京都府内から富士山を見ることは、理論上可能とされてきましたが、撮影されたのは初めてで、これで富士山が見える都道府県の数は、20都府県に増えました。 撮影