オーストラリア・メルボルン(Melbourne)の博物館に展示される体長10メートルのイカの標本を眺める女の子(2005年12月15日撮影)。(c)AFP/William WEST 【3月21日 AFP】船乗りたちから何世紀にもわたって恐れられてきた巨大イカ「ダイオウイカ」の謎に包まれた正体を解明するべく行われたDNA解析の結果が、20日に英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。 新発見の一つは、ダイオウイカは1種しか存在しない可能性が高いというものだ。専門家の中には、複数の種が存在するという説を唱える者もいた。また、ダイオウイカは実は希少種ではなく、深海に多くの数が生息しており、その幼体は暖流に乗って、極地域を除いた世界中の海に広まっている可能性があるという。 DNA解析を行った生物学者らは、「ダイオウイカ属に
![世界の深海に住む巨大イカ、全て同一種か DNA解析で判明](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b96efe05b2885c82b72b7e7def19508b281f4f4c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fe%2Fc%2F1000x%2Fimg_ec28d800bc2e0adfabf2ef30b55c8218219726.jpg)