2016年に台湾史上最年少の35歳で入閣した台湾デジタル担当大臣のオードリー・タン(唐鳳)氏。最近では、台湾における新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)対策を成功に導いた立役者として注目を浴びている。 ネットアップ合同会社は2月25日、マルチクラウド環境のデータ活用やデータ管理の最新情報などを紹介するイベント「NetApp INSIGHT Japan 2021」を開催した。本イベントでは台湾IT担当大臣(政務委員)のオードリー・タン氏による基調講演「デジタルを駆使したコロナ対策の最前線、及びDXを推進するためのポイント」が実施された。 オードリー・タン氏は基調講演の冒頭で、ソーシャルイノベーションの三本柱は「素早く」「公平に」「楽しく」であると述べた。台湾が新型コロナウイルス感染症対策に成功したのは、この三本柱を重要視したからだと考えられる。 この記事では「素早く」「公平に」「楽し