劉慈欣 (りゅう じきん Cixin Liu) 1963年生まれ。 1999年からSF小説の創作に活躍して、2006年から「三体」が雑誌に連載し始めた。2010年に「三体3」を発表した後、童話や評論をいくつか発表したが、現状新しいSF小説の創作が全く進んでいないようである。これまでに執筆したSF作品は長編と短編合わせて30編くらい(未発表の作品や短編からアレンジした長編作品もあるので、具体的な数は言えない。)あるが、日本語に訳されたのは多分「神様の介護係」、「さまよえる地球」など四編くらいしかないようだ。ケン・リュウの『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』には「三体」第17章の抄訳である「円」という小説が収録されている。僕は実際には読んでいないものの、「三体」のティーザーとして読んでもいいだろうと思う。 劉慈欣の本職は山奥にある国営火力発電所のエンジニア。普段は発電所のステータスをモ