日本通信は2014年7月18日、NTTドコモに対して音声通信網の相互接続を正式に申し入れたと発表した。相互接続の申し入れは、帯域幅課金による料金精算を前提としており、新しい通話サービスの企画、提供につながる。 日本通信は、データ通信網については2008年にNTTドコモと相互接続を実現し、これにより現在ではモバイル通信の1つの潮流になっている「格安SIM」の礎を築いた。今回は、音声通信網でも相互接続を申し入れ、音声通信の「キャパシティを借りる」(日本通信)ことにより、自由度の高いサービスの提供を目指す。これまで日本通信が提供している音声通信サービスはNTTドコモとの「卸契約」に基づくもので、日本通信では「NTTドコモに、より進化した卸役務サービスの提供を採算お願いして」きたが、受け入れられなかったという。今回は、卸契約よりもMVNO側に自由度の高い相互接続を申し入れることで、格安スマホにおけ