軍の拘束から生還した北角裕樹さんが語る! 長期化する軍の支配に抵抗し続けるミャンマー市民たちと日本の役割 ミャンマーと中国は国境線をめぐる領土問題を抱えています。ちょうどクリミア半島問題のように、国境地帯の不安定化は、それを口実にした介入もありうる。そういう意味で中国にとって好都合だからです。また、中国としても何がなんでもミャンマーで軍を支援するというわけではありません。ミャンマー西部のラカイン州沖から中国雲南省へと天然ガスを運ぶパイプラインさえ維持してくれるのであればよいという姿勢であり、ミャンマーの民主化勢力と敵対しているということでもないのです」 まことしやかに「日本がクーデターを批判すると中国のミャンマーに対する影響力が増す」という説が語られる背景には何があるのか。 「メディア業界にたとえるなら、あまりに核心に踏み込みすぎた記事でネタ元(である政治家や官僚等)を怒らしてしまうとまず