北朝鮮のスマホを入手した。 北朝鮮関係筋から入手したスマホは「平壌」と並ぶ北朝鮮の2大ブランドの「アリラン」。電源を入れると、北朝鮮ではおなじみの電子オルガン演奏による民謡「アリラン」の音色が流れる。待ち受け画面は、北朝鮮の政治スローガンでおなじみの「千里馬」をイメージしたとみられる画像だ。 北朝鮮でスマホは「タッチホン」と呼ばれ、2013年に登場した。このスマホは15年に出た改良型の「アリラン151」という。内部記憶量は32ギガバイト、厚さ7.65ミリ、重さは148グラムとなっている。 人口2500万人余りとされる北朝鮮だが、韓国の趙明均(チョミョンギュン)統一相(当時)が18年10月の国会答弁で明らかにしたところによれば、北朝鮮の携帯電話利用台数は580万台にも上る。実に普及率は2割を超える。 たかが2割かもしれないが、問題は携帯のお値段だ。一番安い旧式の携帯でも270ドル、私が入手し