何年か前の話になる その時務めていた会社で冴えないおっさんがいた 見た目は嫌悪をもよおす感じで どうみてもキャバクラ通いしてるよろって雰囲気だった ある時、会社の飲み会で独身のおっさんに、 「彼女いるすか?」って聞いたら 「いない、俺は19歳ぐらいの女の子じゃないとダメ」みたいなことを言いだした お前40代やろと 聞いてた女性社員もこっそりとないわーって言ってた 帰りにたまたまそのおっさんと二人で駅まで歩くことになった 「さっきの話。人前であんなこといったらロリコン扱いされて 女性社員から嫌われちゃいますよ」 「いいんだよ、別に」 「いやーだめでしょー」 「いや、いんんだよ。お前に好かれてれば」 -----テケテーンテーン----- ぼく「え、おっさん」 -----ナニカラツタエレバイイーノカ----- おっさん「なんか、これじゃ、いつまでたっても帰れないね」 ぼく「そんな夜もあるよ」