北陸新幹線は、千曲川が氾濫した長野県内を含む区間で、運転できない状態が続いています。 長野市の車両基地では、水につかった2編成の車両が脱線していたことが新たにわかり、深刻な被害の実態が徐々に明らかになっています。 長野市穂保の千曲川の堤防が決壊した現場近くにある北陸新幹線の車両基地は浸水で大きな被害を受け、国土地理院によりますと、周辺での浸水の深さは最大で4メートルを超えたとみられます。 JR東日本によりますと、北陸新幹線のすべての車両の3分の1にあたる10編成・120両が水につかる被害を受け、このうち2編成の車両が脱線していたことが、新たにわかりました。 JRは、浸水のため車両が線路から浮いたとみて、脱線した車両の数や損傷の状況などを詳しく調べています。 また、浸水のため、信号の関連設備などにも被害が出ていて、JR東日本は、全線での運転再開には少なくとも1週間から2週間ほどかかり、再開後