「池田大作は生きているか死んでいるかわからない。間違いない!」。熱心な創価学会信者として知られる芸人の長井秀和がネタにして話題になったのですら、もう8年前のこと。創価学会・池田名誉会長が姿を消して10年。齢93にして近況は秘せられたまま……。 *** 池田氏が最後に公の場に現れたのは、米大学からの博士号授与式典に出席した2010年の11月。毎月学会幹部を集めて行われる「本部幹部会」への出席も、その年5月以来パタッと止んだままだ。 「脳梗塞で倒れた」とか、「認知症が進んでしまった」などの噂が飛び交ったが、容体は明かされず。機関紙の「聖教新聞」には時折、本人執筆と称する会員へのメッセージが載るけれど、やたら雄弁な内容だから、大作ならぬ「池田代作」と揶揄される。創価大卒の長井ですら「死亡説」をネタにするのも仕方がないといったところだろうか。 「この間、酒場でネトウヨっぽい若者に絡まれましてね」