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読み物とbookに関するkenjeenのブックマーク (10)

  • 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」 - 『現代アメリカの陰謀論』を読む

    安部首相のあまりにも不可解なタイミングの退陣表明のあと、ウェブ上ではアメリカ・ブッシュ政権の陰謀とか某カルト宗教団体の陰謀など、「陰謀論」が飛び交っているようです。「陰謀論」は、マスコミではほとんど流れていないという点に特徴があります。逆に言えば、麻生クーデター説のように、マスコミに出ているものは「陰謀論」とは呼べないということです。マスコミにはけっして出ない「真相」があるという信念の背景には、外国やエリート集団や秘密結社や宗教集団や宇宙人などといった、影で社会を動かしている巨大な権力が、政府やマスコミをも動かして「真相」を隠しているのだから、むしろ政府の公式見解やマスコミに出てきたものはすべてまやかしだという信念があります。 「陰謀論」の人気は、誰も全体を見通せなくなっている現代社会の複雑さを一気に単純にして縮減してくれることと、自分だけが「真相」を知っているという自尊心を与えてくれるこ

    小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」 - 『現代アメリカの陰謀論』を読む
  • ish - 『動物感覚―アニマル・マインドを読み解く』 テンプル・グランディン

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    1984年と科学:その2 1984年考その1へ戻る→ :パロディとして描かれた権力の権力者 そもそもオーウェルが描いたイングソック党は権力者を漫画的に描写したものなのだけど、その描写の仕方がちょっと変わっている。 普通、権力者を漫画的に描く場合、それは腐敗とか、欲望とか、私利私欲とか、堕落といった側面が強調されているのではないでしょうか? あるいは無能とか、愚かさ、嘘、欺瞞などが描かれる場合がほとんどです。実際、同じ作者であるオーウェルの作品、動物農場はそういう内容になっている。 ところが1984年のイングソック党は違う。イングソック党における内局の人々、権力の中枢メンバーは過酷なイデオロギーを狂信的に信奉する完全に頭のおかしな集団として描かれている。主人公ウィンストン・スミスを尋問し、彼を党の理想の道へといざなうオブライエン、彼に言わせればイングソック党が権力を追求した目的とは、権力の追

  • 「黄泉の犬」(藤原新也)を読んでいく(1)--心を屠られるということ - BigBang

    いわゆる私たちが認識しているオウム真理教とその犯罪は麻原とその信者が起こした事件であるとともに、小市民が起こした事件でもあると私は認識しております。つまり小市民も迂遠して殺人を犯しているということ。ジム・ジョーンズ率いる人民寺院の信者たちが起こしたガイアナでの集団自殺もそうですが、世界の宗教集団がカルト化し、攻撃的に変容するか自傷化するかの過程には必ずこの小市民による根拠のない迫害がその芽を作っております。オウム真理教の場合もその例外ではありませんでした。(Shinya talk 新興宗教と市民) 今の自分にとって、確実に読まなければならぬであるとは知りながらも、この気絶から覚めたか覚めないかわからぬ精神状態で読むのもきついとは思った。が結局思い切って読み始める。久しぶりの藤原新也の「世界」が、体調かんばしくない身には、冬の朝飲む熱いレモネードのような、しかし甘くはない液体のように注がれ

    「黄泉の犬」(藤原新也)を読んでいく(1)--心を屠られるということ - BigBang
    kenjeen
    kenjeen 2006/12/31
    迫力のある文章。続きもある
  • 萌える男 - 森の路はずれ(避難所)

    萌える男 (ちくま新書) 作者: 田透出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/11/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 65回この商品を含むブログ (183件) を見る二次元美少女と脳内恋愛(萌える)することによって、三次元(現実)世界での葛藤や発達心理上の問題がどうにかなるとでもいうかのような書の指摘は、あまりに大仰で、お世辞にもそれは"気が紛れる"程度の効能しかないことを僕は体験的に知っています。誰もが持ってる(もうほとんど忘れていたような)古傷をやさしく舐めてくれる、甘くしっとりとした感傷を与えてくれるに過ぎないのだということを、あまり称揚すべきではありません。自我を安定させる作用があるのだとしたら、それはまた同じように自我を不安定にさせる危険性もあるのだということを肝に銘じなければ。それはまったく個別的なカウンセリングではないのですから、不用意に個人の内面に踏

  • http://yaplog.jp/parsleymood/archive/450

  • ★ 電脳ポトラッチ: 小林よしのり「戦争論」

    小林よしのり「戦争論」 ちょっと前にコメント上で話題になった小林よしのりの「戦争論」を、機会があったので読んだ。噂どおりにツッコミ所が多いだったので、感想というか悪口というかを長々と書きました。 これがなんとなくまとまらなくて放置プレイだったんだけど、もうまとめるの面倒くさいからそのまま載せる。 まずはじめに、わたしは銀河英雄伝説とか三国志とかの戦記風小説が好きだ。 緻密な戦略や戦術を立てたり、指揮官の命令一下、何万という兵が一糸乱れぬ統率で動いたり、「距離●●、俯角●度、発射!」とかいうのは男のロマンなんだろうな、というのはよくわかる。女でもわくわくする。 しかし、それはあくまで物語の中だからこそわくわくするのであって現実にはやりたくないし考えただけでぞっとする。この「ぞっとする感覚」を、孫子の代まで強く持ち続けなければならん、とも思っている。 ところが小林よしのりは、その現実の

  • 韓非子

    『韓非子』 ぼくは中学時代ファシストだった。 生徒会長として、管理主義教育の尖兵となり、不合理な校則による取締を徹底しておこなったものだ。 自転車に乗る時はヘルメットをかぶろう。廊下は走らないようにしよう。下校のときはジャージで帰るのはやめて制服で帰ろう。改造自転車は絶対にやめよう。不良の乗り物だから。免許制にして、守れないやつは減点。あるていどまで減点がいったら、自転車通学禁止。生徒会役員(生活委員というゲシュタポ)を使って巡回しよう。ときには、生徒会長みずからが警察のパトカーにのって、通学路の見回りも。うふ。 そのとき「よりどころ」にしたのが、『韓非子』だった。 抄訳だったが、徳間書店の『韓非子』に夢中になり、がぼろぼろになるまで読んだ。同じく、法家思想の『管子』や『商子』にもとりつかれた。徳間の抄訳は、むずかしいところははぶき、いかにも中学生が好きそうな説話を中心に構成されている。

  • 本棚絨毯爆撃結果 - うどんこ天気

    高校の時、図書館の書棚のを、端から端まで一冊ずつ全て読んだ。図書館制覇!をやりたかっただけだ。しかし読んでいるうちに突然理解した。どうしても読みたくないようながあるらしい。出来不出来ではなく、内容が何故か気にわないがある。私は価値観の多様性を大事だと考えている。「他人」(の考え)を自分の被害がない限り侵害しないようにしたいと思っている。*1好きで全てのは大事に、と思っている。しかし「この窓からぶん投げちゃおうかしら!!」と思った。気に入らなかった。 気に入らないということは心を強く動かされていると言うことなのだろう、と思うのでよく読んだ。その後、きちんと返却した。放り投げはしなかった。また、次の棚を絨毯爆撃よろしく読んでいった。 いらいらしながら、もう一度その、不愉快なを読んだ。絵だ。世界観・ご都合主義・「明るい幸せ」しか無く、暗いものは全て否定、なのがひたすらむか

  • Pricing the Priceless : 404 Blog Not Found

    2006年08月25日23:00 カテゴリ書評/画評/品評 Pricing the Priceless 命の値段、まさにそれを扱った書がここに存在する。 命の値段 山 善明 志村建世のブログ: 生命の市場価格「命の重さに定価はない」のはその通りですが、人間の生命に「市場価格」または「実勢価格」があるのは、事実のように思われます。書は、日航空で1994年まで事故処理を担当するという、まさに「生命市場」の第一人者が語る、命の値段の見積もり方の実際である。大変な良著なのだが、現在新刊で手に入れるのは困難なようだ。 書は、決して散文的に見積もりの実際だけを紹介したではない。倫理的、哲学的話題に関しては、序章と最終章で丁寧に解説している。しかし書を書たらしめているのは、その間にある見積もりの実際であり、それゆえ書は定性的な議論に終始している数多の書とは一線を画している。 ここで、第二

    Pricing the Priceless : 404 Blog Not Found
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