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bookと心理に関するkenjeenのブックマーク (8)

  • [書評]催眠誘導の極意(林貞年): 極東ブログ

    催眠術にそれほど関心があるわけではないのだが、昨今のマスメディアのヒステリー的な状況やブログの状況などを見ていて、これは一種の集団催眠的な現象ではないのかと思い、つらつらと思い出したようにこのところ催眠術関係のをいくつか読んだ。 このジャンルのは、として読むと奇妙なフカシが多い。しかし、実際には手品・奇術と同じで実技技能的な側面も強く、全体がくだらないと捨てるべき領域ではない。また、なんとなく子どもたちの世界で時折というか周期的に集団催眠現象みたいなことが起きるのも不思議なのだが、最近そういう背景があるのかもしれないニュースにその背景が見えづらくなってきた。 他、NLPの、と言っていいのかエリクソン関連の翻訳書が増えてきているのもなぜかと訝しく思ったり、フロイトについて物思いにふけったり(フロイトはコカインと催眠術から精神分析を打ち立てた)という関心からも催眠術のを読んだのだが、た

  • 赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その2・基礎理論編~

    さて、1を書いたからには、2を書かねばなりません。 第二段はその名も Mind Hacks ―実験で知る脳と心のシステム 作者: Tom Stafford,Matt Webb,夏目大出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2005/12/01メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 195回この商品を含むブログ (199件) を見るそのまんまですな。 ただし、前回を「実践編」にし、こちらを「基礎理論編」としたのは、「影響力〜」がビジネスの例などが豊富で社会生活に密着していたのに対し、「Mind Hacks」はかなりサイエンス寄りだからです。 日常生活のマインドハックについて考えたいなら、「影響力〜」だけでも十分だと思います。 で、「Mind Hacks」ですが、認知〜脳科学の実験や知識を視覚、聴覚、注意、運動、記憶とかなり広い分野に渡って網羅した力作の小事典です

    赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その2・基礎理論編~
    kenjeen
    kenjeen 2007/01/10
    「脳の反応のクセ」を解説
  • 赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~

    お正月は主にを読んだり攻殻機動隊S.A.C.を観たりしておりました。 課題図書にしていたのは前から気になっていたコレ。 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1991/09/01メディア: 単行購入: 12人 クリック: 699回この商品を含むブログ (123件) を見るいや、噂にたがわず面白い。 これはもう現代人必読の書といっても構わないのではないでしょうか。 基は心理・認知・行動科学的な原理の紹介と解説なのですが、その中でも社会生活に特に密接に関与する法則に重点がおかれています。著者自身の体験やフィールドワーク、実験や実例も豊富で、なかなか説得力があります。 特筆すべきは、現代に蔓延する強力な心理・認知トリック(広告やマーケティング含む)をしっかり把握し、それらから自分の認識を防衛すべきだ

    赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~
  • 進化心理学に疑問を抱く皆様に朗報です、実証研究に基づいた考察本が出ました! - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    能はどこまで能か―ヒトと動物の行動の起源 作者: マーク・S.ブランバーグ,Mark S. Blumberg,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11メディア: 単行購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (22件) を見るブランバーグ「能はどこまで能か」は生得経験問題に少しでも興味を持つ人にはともかくお薦め。中でもトマセロやエルマンらのを好むような発達に興味のある人には必読。私はへの評価は厳しい方だと思うが、これは絶賛していい。能や生得性に関して思弁ではなく実証性から接近している素晴らしい。これでもう下らない進化心理学話に右往左往しなくて済む。 リドレー「柔らかな遺伝子」も生得経験問題を扱ったお薦めできるだが、それでも話が発生の域をあまり超えないので生得寄りな感じがぬぐえなかった。胚発生時の環境の重要性も扱われているとはいえ、この

    進化心理学に疑問を抱く皆様に朗報です、実証研究に基づいた考察本が出ました! - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 心は最も強力な実践理論という発想 | 科学的世界観のblog

    『内なる目』 ― 意識の進化論 ニコラス・ハンフリー (著) 垂水 雄二(訳) 紀伊国屋書店 P95 カメ、ホシムクドリ、ウシ――これらすべては、意識がなくとも十分うまく生き残っていけると思う。なぜなら、意識的な洞察が当の意味の生物学的な利益をもちはじめることができるのは、動物がお互いに持続的で、しかも親密かつ困難な関係を維持する必要が生じたときのみだからである。そじてそれは、一定のレヴェルの高等な社会性哺乳類のみ、たとえば、オオカミ、クジラ、ゾウ、チンパンジーの群れにおいてのみ見られる。 チンパンジーだけが、意識をもつことが不可欠であるような仲間との心理学的関与のレヴェルに到達した動物として際立っている。 チンパンジーは当に他のチンパンジーの心について推測するのだろうか? 人間以外の種における洞察についての理想的な実際的研究はないと前に述べたが、この問いに直接関係のある一頭のチンパン

    心は最も強力な実践理論という発想 | 科学的世界観のblog
  • 天外伺朗「マネジメント革命」書評 - アンカテ

    マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ 団塊の世代の人が「上も下も悪くない、悪いのは自分たちの世代だ」と言うことはほとんど無いと思うけど、このは、それに近いことを言っている稀有な例だ。著者は「井深大さんから受け継いだものを、私たちは次の世代にきちんと受け渡しているだろうか」という問題意識から、このを書いたと言う。 著者の天外伺朗氏(名土井忠利氏)は、ソニーでCDを開発し、ワークステーションNEWSとAIBOの開発責任者をつとめた技術系のフェローだ。1964年に中堅企業であったソニーに入社して、新入社員の時にトランジスタラジオの材料の開発の仕事に携わったが、社長であった井深氏が「とにきは毎日のように私の隣に座り、いろいろと議論をふっかけてきた」と言う。その後、いくつかの技術開発を経て、デジタル・オーディオの開発にとりかかり、最終的にCDを製品化することに成功するの

    天外伺朗「マネジメント革命」書評 - アンカテ
  • 404 Blog Not Found:自白の心理学

    2006年10月15日19:55 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 自白の心理学 「99.9%は有罪」という言葉ですぐに思い出したのが、書「自白の心理学」だ。 自白の心理学 浜田寿美男 日において取り調べを受ける可能性のある人々、すなわち日国に住む者は全員目を通しておくべき一冊だと思う。 同工異曲としては、「取調室の心理学」もあり、これはこれで面白いが、強いて傾向を述べると「自白の心理学」はより鳥瞰的、「取調室の心理学」はより虫瞰的なので、こちらの方をentryでは紹介する。もちろん両方読んでもよい。「取り調べられる前に」書を読み、「取り調べられることになったら」(拘置所で?)「取調室の心理学」に目を通すという使い分けも出来るか。 目次は以下のとおり。 序 自白と冤罪 冤罪は遠い世界の話ではない 冤罪のひろがり 解くべき謎 第一章 なぜ不利なうそをつくのか 宇和島事件と自白 う

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  • 影響力の武器 - 非行型愚夫の雑記

    「影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか」は騙されやすい人に是非読んで欲しい書籍。 人間が高い確率で行なう自動的行動を利用した承諾誘導技術とその対抗法がこのの主な内容です。 動物が刺激特徴に対して自動的行動*1をするように人間もまたある種の引き金となる特徴に対して高い確率で自動的行動を行なうことを示した上で、自動的行動を引き出す鍵を返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性に分類し、それらについて事例紹介と統計で分かりやすく解説。 の内容自体は承諾誘導技術やその対抗法に長けた人間には常識的なものですし、研究手法も妥当なものですが、その妥当な内容ゆえに社会心理学の入門書としてとてもよくできたです。 個人的にはこの手のを公教育で広く教科書として使うべきと思います。悪徳商法やカルトから身を守る技術を身につけさせるために。民主主義を衆愚政治としないために。*2 人間が自

    影響力の武器 - 非行型愚夫の雑記
    kenjeen
    kenjeen 2006/09/13
     「影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか」
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