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心は最も強力な実践理論という発想 | 科学的世界観のblog
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『内なる目』 ― 意識の進化論 ニコラス・ハンフリー (著) 垂水 雄二(訳) 紀伊国屋書店 P95 カメ... 『内なる目』 ― 意識の進化論 ニコラス・ハンフリー (著) 垂水 雄二(訳) 紀伊国屋書店 P95 カメ、ホシムクドリ、ウシ――これらすべては、意識がなくとも十分うまく生き残っていけると思う。なぜなら、意識的な洞察が本当の意味の生物学的な利益をもちはじめることができるのは、動物がお互いに持続的で、しかも親密かつ困難な関係を維持する必要が生じたときのみだからである。そじてそれは、一定のレヴェルの高等な社会性哺乳類のみ、たとえば、オオカミ、クジラ、ゾウ、チンパンジーの群れにおいてのみ見られる。 チンパンジーだけが、意識をもつことが不可欠であるような仲間との心理学的関与のレヴェルに到達した動物として際立っている。 チンパンジーは本当に他のチンパンジーの心について推測するのだろうか? 人間以外の種における洞察についての理想的な実際的研究はないと前に述べたが、この問いに直接関係のある一頭のチンパン