【2010混戦福岡市長選】「消費都市」福岡市の岐路 成長戦略どう描く 九州の人口減少 主力産業に陰り 対アジア抽象的 2010年10月7日 12:57 カテゴリー:九州 > 福岡 戦後最多の7人が立候補を表明した福岡市長選の告示(31日)まで1カ月を切った。人、モノ、カネが九州全体から集まる「消費都市」として発展を続けてきた同市だが、足元では九州の人口減少を背景に主力産業の卸売業にかげりが見える。来春に迫った九州新幹線鹿児島ルート全線開通効果を生かし観光面などでアジアの活力をどう呼び込むか、新産業の育成は-。福岡市の成長戦略をめぐる論戦が注目される。 ■年間販売額3割減 7月、福岡市のホテルであった文具・事務機器を扱う卸売業組合の九州ブロック総会。市内の地場大手幹部は「商品を卸す販売店や2次卸業者がどんどん減っている」との話に表情を曇らせた。自身も、地元取引先の廃業を何件も見たか