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ブックマーク / www.ringolab.com (6)

  • 創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・創られた「日の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 演歌はいつから「日の心」なのか? 昭和を歌う演歌は不思議である。登場人物の多くが、下積み中の流しの歌手であったり、不幸な身の上のホステスだったり、不倫で心中しようとしている女だったり、一般大衆というにはプロフィールが偏っている。その人生は経済成長の時代背景に反して「暗く、貧しく、じめじめして、寒々しく、みじめ」なイメージに満ちている。 著者はまず「日の心」としての演歌は60年代にはじまり70年代に完成した比較的新しい文化なのだということを明らかにする。明治・大正には社会批判を歌う演歌の伝統があったが、昭和の演歌とは別物であり、それは昭和40年代のレコード業界の再編と専属歌手制度と密接な関係があったそうだ。流し、ドサ回り、長い下積みといった要素は歌手のおかれた背景に由来する。 「推測するに、設立当初のクラウンレコードは経営難であ

  • 日本人だけが知らない 日本人のうわさ 笑える・あきれる・腹がたつ - 情報考学 Passion For The Future

    ・日人だけが知らない 日人のうわさ 笑える・あきれる・腹がたつ 世界を取材するライター石井光太氏が集めた日にまるわるうわさ話とその背景を解説する軽い読み物。海外の人たちの偏見や誤解がいっぱい。笑えるものも多いが、棘があって痛いものも多い。 たとえば、日人は入国手続きの書類の「SEX」の欄に数字を書くがそれは週に何回の意味だ、なんていう話し。英語ができない日人への皮肉のニュアンスも込められて、外国では実際に広まっているそうだ。 日の地下鉄は痴漢だらけだが、中国人や韓国人女性がひとりで乗るときは、バッグに国旗をつけると、痴漢にあわない、なぜなら日人男性は外国人には痴漢をしないからだ、などという日留学時の注意があって、実際、そうした自衛手段を取る女性も存在するようだ。 「日企業は中国でつくった一番いい製品を欧米に輸出する。二番目にいい製品を日へ逆輸入する。そして最悪の品を中国

  • 13日間で「名文」を書けるようになる方法 - 情報考学 Passion For The Future

    ・13日間で「名文」を書けるようになる方法 高橋源一郎の明治大学大学院における「言語表現法」講義の書籍化。全13回の授業が学生とのやりとりを含めて収録されている。とてつもない名講義。言葉で語らず、インタラクションで考えさせるという高度な教授法を、毎回繰り出す。 初日、スーザン・ソンタグの「若い読者へのアドバイス」という名文が配られる。死期が近いことを悟った思想家が若者に向けて「心の傾注」という言葉をキーワードに真摯な忠告を短い手紙のように書きつづったものだが、「読み終わったら、その紙から目を上げ、窓の外を眺めてみてください。なんて美しい風景でしょう。このキャンパスのいいところは、こういうものが見られることです。すぐ横に、そんなに美しいものがあるのに、活字ばかり追いかけてはいけません。読んだものは忘れて、見ることに、傾注してください。」と先生。 オバマ大統領の演説、斉藤茂吉のラブレター、しょ

  • 借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記 - 情報考学 Passion For The Future

    ・借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記 25歳年収240万円のフリーターが、欲に目がくらんであっという間に1億2千万円、利息24%の借金を背負う。過酷な取り立てに追い込まれるが、自己破産することも許されない無間地獄の日々。生々しい。すべて著者の体験した実話だそうだ。借金体験記は世の中にいくらでもあるのだろうが、人気メールマガジンの作者なだけあって、リードから読ませるのがうまい。 この人の借金は完全に自業自得だし、債権者との訴訟における著者の言い分もいまひとつ同情できる内容ではない。だがどん底に陥ってもあきらめず、意識的な勉強によって復活のためのファイナンスインテリジェンスを身につけていく。したたかな生き方には学べる内容も多い。 著者は借金を完済しただけでなく、現在は行政書士事務所、不動産会社とホテルチェーンの経営者として成功しているらし

  • 「空気」の研究 - 情報考学 Passion For The Future

    ・「空気」の研究 日人に独特の伝統的発想「空気を読む」、「水を差す」とはどういうことか。近代日社会の情況論理、状況倫理の徹底研究。山七平、昭和52年初版の名著。負け戦を知りつつ戦艦大和を出撃させた軍部の「空気」は、現代社会、ネット社会でもいまだ根強く残っている。 「われわれの社会は、常に、絶対的命題をもつ社会である。「忠君愛国」から「正直ものがバカを見ない世界であれ」に至るまで、常に何らかの命題を絶対化し、その命題を臨在感的に把握し、その"空気"で支配されてきた。そしてそれらの命題たとえば「正義は最後には勝つ」そうならない社会は悪いと、戦前も戦後も信じつづけてきた。そのため、これらの命題まで対立的命題として把握して相対化している世界というものが理解できない。そしてそういう世界は存在しないと信じ切っていた。だがそういう世界が現実に存在するのである。否、それが日以外の大部分の世界なので

  • Passion For The Future: 放送禁止歌

    放送禁止歌 スポンサード リンク ・放送禁止歌 興味位で読み始めたら、深いで引き込まれた。フリーのテレビディレクターが同名のドキュメンタリを制作する過程を綴ったベストセラー。 赤い鳥「竹田の子守唄」、岡林信康「手紙」、泉谷しげる「戦争小唄」、高田渡「自衛隊に入ろう」。その他、多数のテレビで長く放送されてこなかった歌がある。 放送禁止歌というと、体制側が決めた禁止リストがあってテレビ局は、それを根拠に自粛しているのだと思っていた。そして、放送禁止の理由は、それらを放送すると一般視聴者や圧力団体からクレームの嵐になってしまうからなのだと想像していた。 著者も最初は放送禁止の根拠を探す。その過程で、実は、放送禁止歌のリストなど存在しておらず、あったのは民放連の作成した「要注意歌謡曲」というリストに過ぎないことが分かる。だが、このリストにはA級と呼ばれるような有名な放送禁止歌が漏れている。そ

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