アメリカ大統領選の共和党候補の中でトップを走るトランプ氏が、国内政策だけでなく、外交や安全保障についても持論を語り始めた。同盟国の核保有容認など、戦後の国際秩序をひっくり返すような仰天発言に、メディアや識者は不快感を表している。 ◆同盟国は金を払うか、自衛すべき トランプ氏はニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、日韓が核兵器を持つことを許容するかのような発言をし、その後のCNNのインタビューでも、同様の考えを示した。ウェブメディア『Vox』によれば、トランプ氏は同盟国の保護にアメリカが費用をかけ過ぎていると信じており、各国は迷惑をかける分アメリカに対価を支払うか、自衛手段を独自に開発すべきと考えているらしい。核兵器で日韓が中国と北朝鮮を抑止できればアメリカは一銭も使わずに済み、誰にとっても好都合というのが、トランプ氏の考え方だという。 CNNのアンダーソン・クーパー氏の「もし日韓に核兵