プロ野球・横浜ベイスターズの売却方針を東京放送(TBS)ホールディングスが示したことに絡み、横浜市西区に本社を置く家電量販のノジマが買収の意向をTBS側に伝えていたことが3日わかった。ノジマの野島広司社長は取材に「ベイスターズは横浜のシンボル。地元貢献の意味でも、神奈川の企業がやるべきだと思った」と述べた。 球団の売却が報じられた1日、加地隆雄・球団社長とTBS側へ直接連絡し、意向を伝えたという。買収金額については「先方に口頭で伝えている」とするにとどめたが、「球団の赤字は改革をする。ノジマの会社としての規模も十分で、球団運営は問題ない」と意欲を示した。 ノジマは首都圏や静岡、新潟など9都県に約90店舗を展開。2008年から同球団とユニホームのロゴのスポンサー契約を結んでいる。 一方、TBS側は住宅設備最大手の住生活グループと交渉を進め、本拠地も従来通りの横浜とする見通しを明らかにし