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bookとhistoryに関するkenjiro_nのブックマーク (33)

  • 『妻と飛んだ特攻兵』 - 大空に舞った白いワンピース - HONZ

    ごく稀に、年に数回ほどだが、まるで導かれたかのように一冊のと遭遇することがある。書の強烈な磁力は、完成されたグラフィック広告のような表紙から発せられていた。 タイトルと写真を見た時の「この女性が!」という驚き。続いて副題の「8・19満州、最後の特攻」を眺める。「満州に特攻隊?」「8月19日って、終戦後のことなのか?」など、次々に湧き上がってくる疑問… まるで映画のエンディングのようなシーンから書は始まる。 ”「女が乗ってるぞ!」 滑走路を走る飛行機の後部座席に、さらさらと風になびいている長い黒髪が見えたのだ。そしてほどなく群衆は、あの白いワンピース姿の女性も忽然と姿を消したことに気づいたーーー。” 九七式戦闘機に乗っていたのは、ソ連軍戦車に特攻しようとする谷藤徹夫少尉(当時22歳頃)。そして見送りにきていたはずの・谷藤朝子(当時24歳頃)が、いつの間にか後部座席に。1945年8月1

    『妻と飛んだ特攻兵』 - 大空に舞った白いワンピース - HONZ
  • コラム別に読む : 公衆トイレと人生は後ろを向いたらやり直し [著]木谷恭介 - 江田晃一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • まあ、皆ほんとに労働しない(と思われている)人嫌いだよね - 猿゛虎゛日記(ざるどらにっき)

    野宿者に対する、あるいは野宿者排除に反対する人へのバッシングに向ける、「フツーの」人々の大変な熱意、というのにはおどろかされます。これは、「まあ、皆ほんとに労働好きだよね」の正確なうらがえしである、「まあ、皆ほんとに労働しない(と思われている)人嫌いだよね」だと思うのですが、すこしそのへんに関連する話を紹介してみます。 さて、大人たちのなかには、若者をバッシングして「フリーターだのニートだの、仕事をする気のない怠け者の若者が増えているのはこまったことだ」と言う人もいます。しかし、「そうした見方は誤解だ、若者は仕事をしたがっているのであり、若者に正社員の仕事がないのがいけないのだ。増えているのは、怠け者の若者ではなく、非正規雇用で過酷な条件で労働をしているワーキングプアーの若者だ」という考え方もあります。左翼の日共産党のスローガンはそうした考え方をふまえています。街にはってある日共産党

  • 『清水アリカ全集』:空疎さにこそ本質があったバブル時代のあだ花。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    清水アリカ全集 作者: 清水アリカ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/08/25メディア: 単行購入: 3人 クリック: 164回この商品を含むブログ (2件) を見る いま清水アリカの小説を読むのは、ある意味で幸せな過去の思いでにふけるような体験だ。彼の小説には何のストーリーもない。社会の周縁部に暮らす人々が、エログロな肉体改造と変態性行為とドラッグと犯罪にひたすらふけるだけ。 著者はデビュー作の時点で、それが意図的に薄っぺらな小説にした結果だ、とうそぶいていたという。でもこの全集を読むと、この人はそれ以外には何も書けなかっただけだとわかる。そして一見、現代社会のおきれいな表層、特にバブル期の繁栄に背を向けたように見えるこの小説は、実はどれも、それに強くよりかかっていることもわかる。どの小説でも、世界は確固たるものだ。かれは、華やかに見える表層の裏にある淀みと腐敗を描く

    『清水アリカ全集』:空疎さにこそ本質があったバブル時代のあだ花。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ソーシャルメディアは現代版「魔女狩り」の温床になるのか

    脳機能学者の苫米地英人氏が2011年8月4日、ニコニコ生放送で中継された作家の佐藤優氏との対談で、ツイッターやフェイスブックなどが現代の「魔女狩り」の温床になる可能性を説いた。苫米地氏は、15世紀に魔女狩りが広まった背景にグーテンベルクの活版印刷術の発明が関わっていたのと同様に、ソーシャルメディアというニューメディアの誕生に警鐘を鳴らしている。 苫米地氏は今年6月に新著『現代版 魔女の鉄槌』を刊行した。これは、15世紀に隠れたベストセラーとなっていたという書物『魔女に与える鉄槌』の原著にインスピレーションを受けた苫米地氏が、現在のメディア状況を憂慮する内容になっている。 苫米地氏によると、『魔女に与える鉄槌』は「魔女の見つけ方と拷問の方法が神学的に定義された書物」であり、その前提として魔女が存在することを緻密に証明している研究書だ。巻末には学者らのサインによるお墨付きもあり、15世紀にこの

    ソーシャルメディアは現代版「魔女狩り」の温床になるのか
  • 創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 - 情報考学 Passion For The Future

    ・創られた「日の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 演歌はいつから「日の心」なのか? 昭和を歌う演歌は不思議である。登場人物の多くが、下積み中の流しの歌手であったり、不幸な身の上のホステスだったり、不倫で心中しようとしている女だったり、一般大衆というにはプロフィールが偏っている。その人生は経済成長の時代背景に反して「暗く、貧しく、じめじめして、寒々しく、みじめ」なイメージに満ちている。 著者はまず「日の心」としての演歌は60年代にはじまり70年代に完成した比較的新しい文化なのだということを明らかにする。明治・大正には社会批判を歌う演歌の伝統があったが、昭和の演歌とは別物であり、それは昭和40年代のレコード業界の再編と専属歌手制度と密接な関係があったそうだ。流し、ドサ回り、長い下積みといった要素は歌手のおかれた背景に由来する。 「推測するに、設立当初のクラウンレコードは経営難であ

  • 売れない郷土史 活路模索 : 青森 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    文化財保護協会の発行する郷土史料「みちのく双書」が大量に売れ残り、県立図書館(青森市)の書庫に約3000冊の在庫が保管されている。県の歴史を知る貴重な“知の集積”を眠らせておくまいと、同協会は編集方法の見直しなどの検討を始めた。 同協会は、県内の文化財の発掘や保存、紹介などにあたる民間団体。学者や郷土史研究家などが1955年に設立し、翌年以降、会員が各地の古文書を解読した「みちのく双書」を年1〜3巻のペースで発刊している。 双書は多くがA5判で、200〜300ページほど。これまでに計75巻を発刊し、1部300〜7000円で販売してきた。県教委も64年度から毎年度、50〜100万円を助成している。 「青森県教育史」「津軽史」「八戸藩の海運資料」など、郷土史研究に欠かせない文献として高い評価を受け、90年代半ばまでの発刊分はほぼ完売した。しかし、その後は売れ行きが鈍り、2008〜10年に上〜

  • 論理はいかにして空気に敗れ去ったか:猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』 - ミックのブログ

    かつて、日皇室が同時に二つ存在していた時期があることは、広く知られています。南北朝時代と呼ばれる50年ほどの期間で、歴史の授業で習うので皆さんもよくご存知でしょう。では、日に内閣が同時に二つ存在した時期があることは、知っているでしょうか? 時期は昭和16年。日米開戦を間近に控え、国際情勢は日増しに緊迫感を強めていたときです。二つの内閣のうち、一つは第3次近衛内閣。アメリカとの激突を回避するわずかな可能性を模索するも、強硬論に押されて三ヶ月で瓦解する短命な内閣です。そしてもう一つが、「窪田角一内閣」。歴史の教科書には登場しない幻の内閣です。 この内閣が「組閣」されたのは昭和16年7月12日。きっかけは総力戦研究所という、今で言う政府系シンクタンクに集められた若手官僚たちの教育のため、戦争のシミュレーションを行ったことでした。集められたのは官僚や民間企業、軍隊などで10年ほどの経験のある

    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/08/20
    石破氏のブログで取り上げられていた id:entry:24221234 表題の本のダイジェスト。この話は初めて見た。この空気という化け物にどうやって勝てるのだろうか?
  • 僕は今まで世界史を全く勉強せずに生きてきました.大学受験時代は,ただの丸暗記教科と見ないしていて興味がわからなかったのです. しかし,今は,現代という…

    僕は今まで世界史を全く勉強せずに生きてきました.大学受験時代は,ただの丸暗記教科と見ないしていて興味がわからなかったのです. しかし,今は,現代というものがどういうコンテキストの中に埋め込まれているかを知るための知識であると認識するに至りました.未来の予測は各人が頭を絞っていくしかないと思うのですが,今と過去の把握は勉強である程度どうにかなるものです.そして,過去と今を知ることは,未来を予測する助けとなると考えるに至りました. そのような問題意識を踏まえて,教科書にあるような過去から時系列順に学んでいくスタイルではなくて現状を分析するための知として世界史に興味を持っています. こういった僕の興味を含めて,民族紛争や政治経済の問題に関してコンテキストを含めて理解できるようになるを紹介していただきたいと思います. あと,細かい条件を述べておきます. -知識がなくても読めるが好ましいです.

  • 「おじさん史観ではない女性誌的目線 「乙女の日本史」が話題に」:イザ!

    今まで、歴史小説はおじさんの愛読書と決まっていた。戦国武将や幕末の志士に自らを(勝手に)なぞらえ、不況下で先の見えない世の中、何かしらヒントを得ようとしているのであろう。 そんなデキる男、ヒーロー続出の「おじさん史観」に決別を告げ、乙女目線で日史をとらえたのが書。帯に書かれたコラムニスト、辛酸なめ子さんの「セレブゴシップより刺激的!」の推薦文と「さよなら『おじさん史観』!」のキャッチフレーズも歴女に響き、昨年8月の出版以来、9刷5万5千部を発行している。関連記事水陸に利点ある京の拠点 酢屋足長おじさんになる!ヤクルト・館山が…記事文の続き 例えば「元祖冷血美男子 ヤマトタケル」の項では、兄弟を殺しても平然としている美しいヤマトタケルを、「美男子はほとんど性格に難がある」という日の美形の象徴的なタイプとして紹介。このほか「『不思議ちゃん』の愛されレッスン 坂龍馬」「『男装の麗人』の

    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/02/01
    こういう唯人史観、あるいはキャラクター化史観にはものすごく違和感を覚える。
  • 『クルマが鉄道を滅ぼした』は衝撃の書である: アーバン・ダイアリー

    ブラッドフォード・スネルが著した『クルマが鉄道を滅ぼした』を読んだ。このの衝撃度は凄い。アメリカの自動車社会は人々が望んだ結果であるという説を真っ向から否定する。それはGMを中心とする自動車会社が創出したのである、ということを書は多くのデータ、資料を駆使して論証する。凄すぎるなGM。こんな凄まじいことができた企業が、現在、その存亡も危うい状況にあることは驚くべきことであるが、これはむしろ、それまでの成功によってもたらされた危機とも解釈できる。積極的なロビー活動、アメリカ国内での企業買収による競合相手の吸収、市場独占による市場のコントロール・・・まあ、ここまで自分の技術を磨かずに、手練手簡を弄することで金儲けをして、それによって首尾良くこれまでこれたら、競争力がなくなるのも致し方ないことかもしれない。 GMなどの自動車メーカーの陰謀によって、路面電車がアメリカの都市から駆逐されたことは、

    『クルマが鉄道を滅ぼした』は衝撃の書である: アーバン・ダイアリー
  • 鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町

    鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2009/10/27
    http://bokukoui.exblog.jp/4098403/ にあるように歴史修正主義のにおいがするので気をつけて読んでみたい。
  • 鉄道忌避伝説の謎 - デスクトップ鉄の雑記帳

    青木栄一著「鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町」(吉川弘文館・歴史文化ライブラリー)を読んだ。 東海道線の岡崎駅が市の中心部を避け、中央線が中野から立川まで直線ルートを取ったのは、東海道や甲州街道の宿場町が鉄道の通過に反対したためだという話は、通説となっている。しかし青木氏は書で、鉄道忌避が伝説であること、これらのルート選定が、鉄道反対運動によるものではなく鉄道側の理由−市街地の通過や連続勾配・トンネル・架橋などを回避した結果―だったと論証している。小中学校の社会科の授業で教えられて、事実と信じていたのは、まったくの不覚であった。 鉄道反対運動が皆無だったわけではない。日鉄道が貨物ターミナルを秋葉原に設置し、上野・秋葉原間の延伸を行ったときは、市街地を通過するので地元の下谷区などから反対された。しかし、将来、官鉄の新橋に結ぶときに高架にするということで、認めさせたらしい。しか

    鉄道忌避伝説の謎 - デスクトップ鉄の雑記帳
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2009/10/27
    各所で絶賛されている本に対して珍しく批判的な書評を書いている。