言葉の耐えられない軽さ 「桜を見る会」をめぐってホテル側と食い違う首相答弁や首相が飛ばしたヤジのニュースを見ていると、日本という国の政治リーダーの「言葉」がつくづく軽いことに絶望的な気持ちにさせられる。一強政治の弊害なのか、首相の言葉が軽いだけではない。官房長官やそれを支える官僚たちの言葉も軽い。 チェコスロバキア出身のフランス人作家ミラン・クンデラに「存在の耐えられない軽さ」という小説があったが、それにならえば本当に「言葉の耐えられない軽さ」だ。 本当にこのままでいいと感じている国民は少なくないはずだ。政治や社会がかつてと比べて「劣化」したという評価については、筆者も強く同感する一人である。日本の政治は今後どうなっていくのか。「劣化」した状態から抜け出すための打開策ははたしてあるのか。ニュースを伝える報道機関の側もある種の「思考停止」で閉塞状況に陥っているように見える。「言葉」が大事に
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