政活費ネット公開進まず 九州県議会、大分のみ開示 「4年議論なし」「需要低い」 2019/3/29 6:00 政策の調査研究のために議員に支給される政務活動費について、領収書など使途が分かる関連資料のインターネットによる公開が、九州の県議会で依然として進んでいない。統一地方選で改選する7県議会のうち、この任期4年間に公開を始めたのは大分県のみで、議論に上らず模様眺めを続ける議会もある。閲覧のためには県庁に出向かなければならず、識者は「もはやネット公開は当然の時代」と批判している。 「ネット公開の議論はなかった」。福岡県議会事務局職員は、この4年をそう振り返る。政活費を使った活動の報告書や領収書を閲覧するには県庁を訪れる必要があり、年間の閲覧数は10件に満たない。職員は「ネットで見られるかという問い合わせもほとんどない」と、住民ニーズは低いとの認識を示す。 鹿児島県議会は、領収書などのネット