米ニューヨーク(New York)のウォール街(Wall Street)のシンボルの牛のブロンズ像(2011年1月26日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Chris Hondros 【1月28日 AFP】2008年の金融危機の原因を調査する米金融危機調査委員会(Financial Crisis Inquiry Commission、FCIC)は27日、「危機を避けることは可能だった」とする最終報告書を発表した。 米議会とバラク・オバマ(Barack Obama)大統領によって設置されたFCICは、18か月をかけ、数百万ページに及ぶ文書の確認や約700人の聴取を実施してきた。その結果「金融機関、政治家、金融規制当局、無責任な借り手のすべてに、世界の金融市場を急落させた原因がある」と結論付けた。 「あの金融危機は回避できた。危機は人間の行動と怠慢の結果であり、自然に起こったわけで