イエメン・サヌア(Sanaa)の自爆現場で証拠品を集める軍警察官(2012年5月21日撮影)。(c)AFP/MOHAMMED HUWAIS 【5月22日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)のサビーン広場(Sabeen Square)で21日、政府の中央治安維持部隊が翌日に予定されていた南北イエメン統一記念式典のリハーサルを行っていたところ、参加していた兵士1人が制服の下に隠し持っていた爆発物を爆発させ、96人が死亡、約300人が負傷した。 医療関係者によると死傷者は全員が兵士だった。目撃者によると、爆発音はサヌアの広い範囲で聞こえ、住民の間でパニックが起きたという。現場近くにいたムハンマド・ナシル・アハメド(Mohammed Nasser Ahmed)国防相にけがはなかった。 現場となったサビーン広場は、政府の大規模な軍事パレードの会場としてよく使われていた。中央治安維持部隊の司令