GoProはこの数年、アクションカメラのハイエンド市場で優位に立ってきたが、GoPro体験を求めるエントリーレベルユーザーのことはそれほど重視してこなかったため、そうしたユーザーをほかのカメラメーカーに奪われていた。「HERO」の発売によってその状況にある程度の変化が起きている。 130ドルという非常に手ごろな価格のHEROは、「HERO3 White Edition」の基本的な機能のみを搭載したバージョンで、1080p/30fps、720p/60fpsでの撮影が可能だ。 HEROは「費用対効果」に優れたカメラではなく、その機能は「HERO4 Black」「HERO4 Silver」はおろか、上位機種である200ドルのWhiteモデルと比べても大きく見劣りする。しかし、防水性能を備え、画質も良好で、多種多様なマウントを利用できることを考えると、適切な価格設定だ。HEROがだいたいのニーズに