6月24日、ポーゼン英中銀金融政策委員は、欧州支援は失敗の恐れが高まっているとし、銀行支援のための公益信託設立を設立すべきと提案。写真はロンドンの金融街カナリーフォーフで。2月撮影(2011年 ロイター/Luke MacGregor) [ベルリン/フランクフルト 24日 ロイター] ポーゼン英中銀金融政策委員は、巨額の債務を抱える欧州諸国向け支援計画について、悲惨な結末を迎える可能性が高まっているとした上で、金融機関のための公益信託を設立すべきと提案した。 同委員は24日付の独ハンデルスブラット紙への寄稿で、「支援行動全体が悲惨な結末を迎えるリスクが高まっている。こうした重大な時期に、民間の銀行債券保有者に対し、その場しのぎの罰則を課しても、誤りを正すことにはならない」と述べた。 さらに「支援基金にさらなる資金をつぎ込み続けるよりも、欧州は銀行向け公益信託を設立すべきだ」と指摘。金融機関の