世の中には名言、格言、○○語録といった、味わい深いフレーズがいくつもあります。その中には当然(?)エンジニアが語った内容もあるわけです。歴史上の人物、ではなく、現在を生きるエンジニアの言葉を紹介します。
ホントすか? これは2007年の「au design project」に出した「Rhythm」という作品なんです。このプロジェクト、外側のデザインにこだわったプロダクトデザイナーの作品が多かったんですけど、僕は外も中もどっちでもよくて、インタフェースのデザインを革新したかった。 じゃあ何が革新かと考えたら、インタフェースって、機能のため仕方なくあるものなんですよね。ユーザーがしたいのは電話を掛けたりメールを送ることで、ボタンを打ちたいわけじゃない。目的のための行為を実現する、そのしょうがない存在がインタフェースなので、そこをオシャレにしてもオシャレなしょうがないができるだけでしょ。 だったらその行為に、目的とは関係ない別の価値をつけちゃおうと思ったわけ。ケータイの操作ではたくさんのボタンを押すから、ドラムを打つリズムのように、ボタンを押す間隔に合わせて映像が動くようにした。ボタンを早く打っ
東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程中退。1996年に「有限会社オン・ザ・エッヂ」を設立。2002年に旧ライブドア社から営業権を取得し、2004年に社名を「株式会社ライブドア」に変更。2006年に証券取引法違反容疑で起訴されて一審、二審ともに有罪判決を受ける。現在上告中。1972年福岡県生まれ。 今、非正規雇用の増加やいわゆる「派遣切り」が社会問題になっていますけど、僕が前の会社(ライブドア)で社長をやっていたときは、技術者派遣やSI会社の常駐社員などは一切使わなかったし、逆に自社の社員を派遣することもしなかった。社内ではこうしたシステムを利用するようにかなり説得されたけど、ここだけは頑固に譲らなかった。 唯一、派遣会社を使ったのは受付の女の子たち。いろいろとあって押し切られてしまったのだけど、彼女たちが望めば正社員にしていたし、希望すれば総務や経理に異動もさせていた。ほかに社員でない人と
武蔵野美術大学卒業。在学中に「月刊漫画ガロ」で漫画家デビュー。その後、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなど多面的に活躍。「マイブーム」など多くの流行を生むことでも知られる。活動の幅が広いので詳しくは http://miurajun.net/ へ。1958年京都府生まれ。血液型AB。 人の考えで気に食わないことってあるじゃない。僕は同感したり同情したりすることが素晴らしいと思い込んでるから、人に違う考え方をされると単にイヤなんだ。「僕と友達になりたいなら同感しろよ」って思う(笑)。全く同じでなくても近いところで「グッとくる」のが友達だと思っているので、「それは違うよ」ってされると、「じゃあ友達じゃないよ」。それでも友達ヅラするヤツには腹が立ってしまう(笑)。 だから、世の中のことって友達じゃないからよくわからないよね。総理大臣がどうこう言うけど、友達じゃないもん。友達じゃない人
「オオカミが来たぞー」ではなくて、「バグが出たぞー」と聞けば身構えてしまうのがSEのサガ。SEといえばバグを忌避するもんで、バグつぶしの作業なんて鳥肌がたつほど大嫌い……というイメージがあるような気がしますけれども、はてさて実際のところはどうなんでしょ。それは以降の物語をご覧あれ。 だいたい予定通りの数のバグが出て、その障害原因もだいたい予測のつく範囲である限り、個人的にはバグつぶしって結構好きな作業でありました。自分の働いてた現場でも、やっぱりバグリストがあって、それをプチプチ1個ずつつぶしてたんですけど、これだと1日の作業目標が立てやすいし、帰るときにも「ああ、こんなに修正済みに塗り替えてやったぞ」と満足感が得やすかったりもするんですよね。しかも、アプリケーションの動作が目に見えて強固になってく実感もあるし。 で、「楽しいな」と。 ただ、バグの根本原因をつきとめず、対処療法的な修正を繰
いえいえ、即日プログラミングです。ゲーム好きの友人がいて、企画書とビットマップのキャラクターをもってきて「ゲームを作ってくれ」というんですね。電気屋さんはお店の宣伝になるからと「開発」を認めてくれていましたから、BASAICでプログラムを組んで、デモして、できたゲームで遊ぶと。これを一日でしていました。 ですからソフトは保存していなかったのですが、プログラマって自分の書いたコードは覚えているものじゃないですか。同じゲームは別の日でも作れましたし、少しずつ違って別のゲームができたりするのも面白かったり。中学に入るとポケコンでの開発が中心になり、授業中にポコケンでずっとプログラミングをしていたのですが、ハードが非力なのでアセンブラで組んで、それでも遅い(笑)。 こんなことを続けていたせいか、中学時代に「プログラミングを極めた」感じがしてしまいました。疲れるから仕事にはしたくないと思いましたが、
部門や会社を超えて、広く流通するプロジェクト名。理想としては、覚えやすくて開発内容もイメージできて、思いも込められた名称が望ましい。そこで今回は、全国のエンジニアにアンケート調査を行い、印象に残っているプロジェクト名を集め、編集部の独断と偏見で賞を贈ることにした。 今回、全国のエンジニアに「印象深かったプロジェクト名」のアンケート調査を行い、特に秀逸だったものを「珍プロジェクト名・好プロジェクト名大賞」と銘打ち、〈IT編〉〈製造業編〉と業界に分けて豪華二回シリーズでお届けする。だがその前に、まずはプロジェクト名がどのようなプロセスで決定されているのか、また、命名する指標やポイントを、参考までに大賞の発表前にご紹介したいと思う。 まず、プロジェクト名は誰が決定しているのか。集計結果のグラフを見ると、プロジェクト名の決定方式は、メンバーや役職者が決めたパターンと、メンバーの合議で決められるパタ
ちょっとした集計とか、雑務をムダにプログラミング組んだりしてるSEって、見かけたことないですか? なんで30分あれば終わっちゃうことを、2時間3時間かけてやってるわけ? なんでソコにこだわるの? 今回もきたみりゅうじがぶった切ります。 ちょっとした集計作業。はたまた、ごく簡単な手書き作業とか。「30分もやれば片付くでしょ」なんてそんな作業を、なぜか2時間3時間かけてやってるSEさんがいるとかいないとか。見ればカタカタとプログラミングをしていらっしゃる。 「なんですって? データの再利用? なんですって? このほうが効率がいい?」 いやでも、それって1回やればオシマイな雑事だから、とっとと片付けちゃえばいいんじゃないの……と思うんだけど、それじゃ気がすまないんだとSEさん。なにこの人たち、ひょっとして頭悪いの? なんでそんなめんどくさいやり方にこだわったりなんかしちゃってんの? ムダとかいう
「想う人に想われず、想わぬ人に想われる」とは、かつてより言われてきた世の常。しかし、もし本当は想われているとしたら……!? 今回は女子高生に、ずばりエンジニアの好きなところを聞いてみた。女子高生が好きでない人も必読! 大反響を呼んだ『渋谷女子高生に直撃☆COBOLの意味わかりますか?』からはや3年。当時、難しい専門用語には手も足も出ないものの、パソコン関連や携帯電話関連の聞き覚えのある言葉に対して独特の発想力で答えてくれた女子高生の姿に、ある種の感動を覚えた方も多いのではないだろうか。では、ちょうど一世代替わった現在の女子高生は、エンジニアについてどの程度きちんとしたイメージをもっているのだろうか。そこで、女子高生の聖地・渋谷で、またもや突撃インタビューを敢行。彼女たちのエンジニアに対する感想や意見を、たっぷりと聞くことに成功した。好きと言われるのか、それとも……。放課後の教室で一人、彼女
米サン・マイクロシステムズが開発し、1995年に発表したプログラミング言語、「Java」。インターネットの普及とともにその特性が注目され、今やエンタープライズからコンシューマーまで幅広い分野で活用されるに至った14年史をつづります。 Write Once, Run Anywhere――1995年5月23日に発表された「Java」のコンセプトは、この言葉に集約される。「一度プログラミングすれば、どんなプラットフォーム上でも動作する」という意味である。Javaはプラットフォーム上にJava仮想マシン(JVM)を搭載すれば、プラットフォームに依存することなくアプリケーションを稼働させることができる。例えば、サン・マイクロシステムズ(以下、サン)のOSであるSolaris上で開発したJavaアプリケーションに手を加えなくても、マイクロソフトのWindows上で動作させることができるわけだ。このコン
新製品の展示会や、技術カンファレンスなどのイベント。できるだけ参加して、最新情報を収集しなくっちゃ。これもSEのお仕事の一つなわけだし。え?イベント行くのが仕事なんてうらやましい?イエイエ、いいことばかりじゃないんです。きたみりゅうじがぶった切ります! IT業界といえばドッグイヤーな日進月歩の世界です、と。そんなわけで「常に情報収集を」ってな感じに、アンテナをはっておくのも大事なお仕事とあいなるわけですね、なるほどなるほど。そう考えれば、それこそ最新ものがわんさと集まるコンピュータイベントなんかは、欠かすことのできない要出席イベントなわけだ。 む、それってちょっとうらやましくない?それってめっちゃ楽しそうじゃん?はてさて、それは以降の物語をご覧あれ。 私がかつて働いていた職場でも、こうしたイベントは「仕事の都合がつけられるのであれば行ってよし」となるのが通例でした。でも、たいてい行きたがる
1996年、慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日本電信電話(NTT)に入社。情報通信研究所、サイバースペース研究所でユビキタスコンピューティングや検索エンジンの研究開発に携わる。その後、小規模なソフトウェア開発会社を経て、2004年1月DeNAに転職。趣味はマラソン。最近はトレイルランニングにもはまっている。 現在、モバゲータウン内のサイト検索機能の開発に携わっている能登さんがDeNAに転職したのは、今から約4年前の2004年1月。新卒でNTTに入社したころから能登さんの夢は「インターネット上に新しい文化につながるようなモノづくりをする」こと。NTTの研究所では、ユビキタスコンピューティングや検索エンジンの研究開発というように、新しいモノづくりには携われるものの、一般化するまでは遠い道のりがあった。 「文化とはある程度、多くの人が日常的に同じ生活パターンを繰り返すこと。つまり多くの人に使われ
自尊心を守るため?はたまた自己愛を満たすため? 彼らの「意地」と「プライド」がぶつかり合い、職場は一気に戦場と化す。天下統一、太平の世をつくるため、彼らは今どのように向き合うべきなのか? 年功序列の制度がほとんど崩れたといって過言ではない今現在、職場の人間関係の様相は、大きく変わりつつある。特に上司の年齢が部下よりも低い場合、お互いに気を使い、やりにくさを感じることもあるだろう。 「年齢なんて関係ない」と言いつつも、悔しい思いをかみしめたり、理不尽な思いを強いられたり、心の中には複雑な攻防が繰り広げられているはずだ。 そこで今回、年上部下または年下上司になった経験のあるエンジニア100人に対するアンケート調査から、この両者の間にある「壁」を明らかにしつつ、最適な関係性を徹底検証してみた。 右の表は、今回のアンケートを基に作成されたもの。年齢差について、「最大いくつ離れた状況で仕事をした経験
なるべくムダな時間を削って効率的に仕事を進めたいエンジニアにとって、最大の障害になるのが上司や部下、顧客など「対人」シーン。無意味な会話や会議を排除していくための実践的テクニックの数々をご紹介しよう。 過去、Tech総研では「エンジニアと時間」をテーマにした企画をレポートしてきた。 ・早くハンコを押してくれ! 超多忙上司への報・連・相テク ・上司に遠慮せず、“今日こそ残業しない!”術 ・一般人理解不能…ここまでズレてる「エンジニア時間」 ・無心になる?構想を練る? エンジニア的★謎の休憩事情 その中で改めて、エンジニアの時間に対する「シビア」な考え方が明らかになった。 今回、少しでもムダな時間は“排除”して、効率的に仕事を進めたい意識の強いエンジニアにとって最も障害となるシーンを想定した、ムダ時間削減テクニックを紹介したいと考えた。その最大の障害とは、「対人」シーンでのやりとり。 「覚えの
独身・恋人ありの男性エンジニアに、デート費用や結婚資金の額を尋ねた。毎月のデート代は、1回あたり8,350円。毎回割り勘が原則という人は少なく、男性側がおごるという傾向が顕著だ。経済的には厳しいけど、楽しいエンジニアの恋愛風景をかいま見る。 晩婚化の流れは途絶えることなく、30代半ばの男性の独身比率は半分を超えるまでになった。婚期が遅いということは、必ずしもお相手がいないということを意味しない。彼女と呼べる存在がいても、必ずしも結婚を前提としていないカップルは多いし、たとえ結婚を考えていても、なかなか踏み切らない/踏み切れないカップルも決して少なくない。 彼女がいても結婚しない理由としては、「もっと遊びたいから」とか「結婚そのものに夢を持っていないから」とか「女性の側のキャリア志向が強まったから」とかいろいろ理由はいわれる。ここではその詮索はしないが、とりあえず晩婚化を恋愛期間の長期化とと
上司も昔は熱いハートをもつエンジニアだったはず。それが今では、納期に間に合わない仕事ばかりをさせ、言うことはコロコロ変わり、お客の無理難題に何でもハイハイと……なぜなんだ? もう心は通わないのか? そんな部下たちの心の叫びを7通の手紙に託し、200人の上司エンジニアに届けました。 「あなたは上司に対してどんな疑問や不満をもっていますか?」。ソフト系とハード系のほぼすべての職種のエンジニア合計100人(20歳~30歳)に、こんな疑問を投げかけてみた。幅広く意見をもらうために「仕事について」「人間関係について」「評価について」などと項目を分けて尋ね、回答はすべてフリーアンサー(選択肢でない)でもらった。その全体から最も回答の多かったのが、上の7通の手紙だ。 回答の中には「特になし」「満足している」などもあったが、逆に上記に含まれないものには、「あいさつしても顔も上げない」「人の好き嫌いが激しい
今回、Tech総研では、アンケート実施時に入社2年目以上のエンジニア300名に対し、2006年に入社した新人についての率直な意見を聞いてみることにした。先輩たちは、新人にどんなイメージを持っているのだろうか。 先輩エンジニアに新人の印象を聞いてみたところ、第一位だったのは「積極性がない」ということ。5人に1人が挙げたこの回答、詳しく見てみると、「言われないと動かない」「与えられた仕事だけしかやらない」という先輩の嘆きの数々が聞こえてきた。 さらに、「常識がない(9.3%)」「プライベートを重視する(7.3%)」「社交的でない(5.7%)」と否定的な要素が続くが、前向きな回答も見られ、「優秀(5.3%)」「まじめ(5.0%)」という回答がランクインしている。グラフでは上位十項目を挙げたが、それ以降には「言い訳が多い」「自信家である」「甘い」など、辛らつな意見とともに、「二極化している」という
職場でこのレポートを見ているあなた、周りに女性エンジニアはいますか? 今回Tech総研では女性エンジニア300人にアンケートを実施し、本音を徹底分析! あなたの周りの女性が日ごろどう思っているか、これでわかる!? このたびTech総研リニューアル企画として「女性エンジニア」に注目したレポートをお届けする。そう、男性エンジニアの隣で仕事をしている彼女たちについてだ。IT・ソフトウェア系を中心に、300人の女性エンジニアにTech総研独自のアンケート調査を実施した。 まずは彼女たちがエンジニアになろうと思ったきっかけを紹介していこう。当たり前というか、もともとパソコンに興味をもっていたという回答が多数。「中学の技術課程で学んだBASIC」など、中学や高校でパソコンに触れたことがきっかけになっている人が多かった。また「モノをつくる仕事」に携わりたいという志望理由が多かったことも、特徴として挙げら
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