東京などの都県と比べ、いち早く緊急事態宣言を解除した大阪府。ここへきて新型コロナ感染者数が激増したことから、吉村洋文知事への風当たりが強まっている。実質的な前任者であり盟友である橋下徹氏はどう見るか。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(4月20日配信)から抜粋記事をお届けします。 吉村さんのしんどさは痛いほどわかる 大阪府で新型コロナ感染者の増加が止まらない。4月18日には過去最多の1220人の陽性者を確認し、これを受けて吉村洋文知事は政府に緊急事態宣言を要請すると表明した。 この件に関して、吉村知事が東京などよりも早いタイミングである2月末日をもって前回(2回目)の緊急事態宣言を解除したことが「早過ぎたのではないか」と批判されている。さらに医療も逼迫していることから、批判の嵐が強まっている。 昨年来、吉村さんのコロナ対応の評価はうなぎ登りだった。ところが、こ