地方を滅ぼす｢顧客を見ない｣という深刻な病気 奈良公園バスターミナル失敗の理由

奈良県の誤算 奈良県は今年4月、約45億円をかけて奈良公園バスターミナルを新設しました。開業直後の5、6月の利用見込み数を約2万台としていましたが、実利用数は7000台。なぜ予想を大きく下回ったのでしょうか。 そもそもホールや商業施設も併設した新たなターミナルを開設したのは、奈良公園を訪れる観光バスが、公園付近の狭い県営駐車場で客を降ろして待機し、渋滞が発生していたから。しかし開業しても、バスが来ない。では来ないバスはどこにいったかといえば、近隣にある春日大社や興福寺などに併設された駐車場でした。 バス事業者の目線から、奈良公園バスターミナルと春日大社の駐車場を開業当初の条件で比較すると、図表1のようになります。 奈良県としては渋滞の温床であった奈良公園の乗り降りを変えて、バス事業者を新たなバスターミナルに誘導しようとしたものの、利便性の高い民間駐車場のほうに行ってしまったわけです。 バス

[rryu]

状況によって大仏前駐車場か数キロ離れた駐車場に振り分けられるのに料金は同じという公共系にありがちな不公平な公平で、大仏前が埋まったら他に行くというだけな感じがする。

[u-chan]

地方で公共事業を行うとなぜか衰退する典型例。

[rennstars]

まぁこれも、もはや地方のパブリックセクターにそんな事業計画を引ける人材はいないのでは、という話のような気がしなくもない。地方どころか、ではあるけど。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[R2M]

平日は完全予約制の事前銀行振込のみとか、殿様商売すぎる…。

[kenny_green]

100%同意。