インターネット接続サービス大手のニフティが7日、東証2部に新規上場する。 同社はパソコン通信からスタートしたインターネット接続サービスの老舗的存在。情報・通信の新規サービスについて共同で調査研究をしていた富士通と日商岩井(現・双日)が出資し、前身となるエヌ・アイ・エフを設立したのが始まりだ。設立当初はパソコン通信サービスを手掛け、「フォーラム」というコミュニティが人気を博した。1991年に現在の社名に変更し、99年に富士通が日商岩井からすべての株式を取得。100%子会社となった。 以後、国内ブロードバンドの普及を後押ししたADSL(非対称デジタル加入者線)の全盛時代はソフトバンクなど後発企業との競争が激化し、業績が伸び悩んだ時期もあった。しかし、光ファイバの本格普及をきっかけに巻き返しを狙り、FTTH(光通信による一般家庭向けデータ送受信サービス)に経営資源を集中。NTTや東京電力と提携し