今やピザというと、「ああ、アメリカ人が大好きなアレな」っというイメージがあるが、ピザの発祥の地は紛れもなくイタリアである。 焦げ目がついた濃厚な生地、トマトソース、新鮮なモッツァレラというピザ・ナポリターナは、19世紀初頭のナポリが起源で、法的にちゃんと認められているピザスタイルだ。これを、20世紀の始めにイタリア移民がニューヨークに持ち込んだ。そこから、さまざまなピザスタイルがアメリカで広がったのだ。 その後アメリカ資本のピザチェーン、ピザハットやドミノピザが生まれ、プレッツェルピザやホットドッグピザ、冷凍食品のホット・ポケッツのピザなど、独自に編み出されたアメリカンスタイルのピザが世界中に浸透している。