都内ではここ数年、中国人をターゲットにした「ガチ中華」を提供する店が増えている。競争が激化しており、一風変わった地方の郷土料理や、中国国内の若者に人気のきらびやかな内装を再現するといった特徴がある店も増えてきた。 そんな中、1990年代から2000年代前半の中国の雰囲気を再現した、レトロな内装が目を引く中国スタイルのバーベキューを楽しめる店、九年食班が2022年1月に上野御徒町にオープンした。 店内には中高生のジャージのようなユニフォームを着た店員が接客、学校の食堂を再現したようなテーブルが並び、壁には90年代の映画館やチラシ、ミュージシャンのカセットテープなどが飾られている。日本の昭和レトロな雰囲気を再現した居酒屋の中国版のような店だ。 東京で活躍する外国人にインタビューをしていくシリーズ『International Tokyo』。第5回は、九年食班を経営する紀恒(き・こう)に、同店の魅
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