江戸東京博物館は1993年に開館して以来、江戸時代から現代にいたる約400年の歴史を一度に見られる博物館として人気を集めている。2015年3月には大幅なリニューアルを果たし、常設展に新しい展示物が加わった。1階で開催される特別展(年5、6回開催)もおもしろいが、今回は5階と6階でいつでも見ることができる常設展に的をしぼって、その魅力に迫る。 ▲日本橋を渡る人々のジオラマ 6階の常設展入口を入ると、まず「江戸ゾーン」がスタートする。最初に現れるのが江戸時代後期の姿に復元された日本橋だ。長さは当時の2分の1だが、幅は当時と同じというこの橋を渡って江戸の世界に入っていく。なんとも粋な趣向である。
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