【マニラ共同】フィリピン政府の内部報告書が同国の電力供給網は中国の支配下にあり、遠隔操作で遮断される恐れがあると指摘していることが30日までに明らかになった。現地メディアが伝えた。中国は巨大経済圏構想「一帯一路」を主導してアジアのインフラ整備への関与を深めているが、中国に経済的に依存することへの警戒感が一段と高まっている。 報道によると、フィリピンで全世帯の78%に電力供給する民間送電会社NGCPに対し、中国国有送電会社の国家電網が40%を出資。中国人スタッフを派遣している。 送電システムには中国人技術者のみがアクセスできると記載されている。
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