人材派遣大手、パソナグループは31日、東京にある本社の主要機能を兵庫県の淡路島に移す方針を明らかにした。営業、人事部門などの社員約千人を来年春までに淡路島に異動させる。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が普及したことを受け、「どこでも仕事ができる」ことを実証する。パソナは淡路島の西岸にテーマパークや劇場、レストランなどを開設しており、こうした観光事業との相乗効果も狙う。 異動の対象となるのは、取引先とパソコンを通じてオンラインでやり取りができる営業部門や、給与計算、福利厚生などを担う人事部門の社員ら。デジタル技術を活用して社内を変革する「デジタル・トランスフォーメーション(DX)センター」を設置する。異動してくる社員が入居する新たなオフィス(約5300平方メートル)について既に賃貸契約を進めており、大浴場、バーを備えた社宅(140室)や寮も完備する。 営業部門ではパソナが提供する各種の
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