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ブックマーク / jp.ign.com (18)

  • 『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎

    茂は「ピクミン」シリーズについて、「こんなに面白いのになぜもっと爆発的に売れないんだろう?」と思っていたという。爆発的に売れない理由に関しては、ひとつ心当たりがある。 筆者は『ピクミン3』からシリーズに入門したのだが、スタッフロールを見終えたあと「これってどういうゲームなんだろう?」と思ってしまった。そして『ピクミン4』をクリアしたあとも「ピクミンっていったい何を目指しているゲームなんだろう?」と考え込んでしまった。 『ピクミン4』に関してはNintendo Switchで発売されたわけで、過去作と比べればかなりの販売数が記録されると思われる。ファミ通.comによると国内パッケージ版のみで初週40万を越えており、DL版を含めればすでに国内で100万近くを売り上げている可能性もある。 今回は売れそうだとはいえ、「ピクミン」シリーズの“掴みどころのなさ”は、外から見ている人を誘う際に大

    『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎
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    kenzy_n 2023/08/13
  • 「ソニーは年内にPS5 Slimを発売する予定」だとマイクロソフトが主張、裁判の文書から判明

    マイクロソフトが、「ソニーは年内にPS5 Slimを発売する予定」だと考えていることが裁判に関する文書から判明した。 この文書は、マイクロソフトによるActivision Blizzard買収案に仮差し止め命令を出すかどうかを決める、連邦取引委員会(FTC)とマイクロソフト間の裁判で公開されたものだ。 価格に言及した段落で、マイクロソフトはジャクリーン・スコット・コーリー判事に対し、Nintendo SwitchはXbox Series XやPS5と同じ市場で考えられるべきだと説得を試みており、これによってXboxがコンソール市場で3番手になったというイメージが強まると考えている。 そしてこの段落の最後では、以前から噂されていたPS5 Slimの存在だけでなく、その価格にまで触れていることから、ソニーの社長を務めるジム・ライアンを苛立たせるのは確実だ。IGN USはソニーにコメントを求めて

    「ソニーは年内にPS5 Slimを発売する予定」だとマイクロソフトが主張、裁判の文書から判明
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    kenzy_n 2023/07/05
    必要なら出るだろうがそんな気はあまりしない
  • 「積みゲー」と楽しく付き合うための心得 自分なりのやり方で、積みゲーの海を泳ぎ渡ろう

    購入したにもかかわらず未プレイのゲームが溜まってゆく、いわゆる「積みゲー」の存在は、昔から我々ゲーマーを悩ませてきました。一生かけても消化しきれないほどのゲームを既に所有してしまっている人も、珍しくないでしょう。(Xbox Game Passなどのサブスクサービスが、この状況に拍車をかけています) 一方、誰もがゲームに長い時間を費やせるわけではありません。仕事育児の合間を縫ってプレイする人、他にも趣味がある人……、人によって様々な事情があります。(筆者自身、育児に奮闘する父親でもあります) そういった状況の中で、未プレイのゲームが積み上がることを心の重荷に感じたり、積みゲーを「消化」しなければ、という義務感だけでプレイしたりして、ビデオゲームを楽しめなくなってしまうのは、良いことではありません。 記事では、「積みゲーと楽しく付き合うための心得」を、自分自身の経験や実践も含めて紹介します

    「積みゲー」と楽しく付き合うための心得 自分なりのやり方で、積みゲーの海を泳ぎ渡ろう
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    kenzy_n 2022/09/11
  • 映画衣装の密かな愉しみ:第14回「007」シリーズ『007/ドクター・ノオ』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで 3人のQのスタイルから探る「Q」という存在

    1962年の第1作『007/ドクター・ノオ』から今年公開された最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで、「007」シリーズには欠かせない登場人物のひとりであるQ。Qはこれまで3人の俳優によって演じられている。歴代のQそれぞれが着ているものから、「Q」という存在について探ってみたいと思う。 ※この記事には「007」シリーズのネタバレとなる内容が含まれています。 「Q」とは? 「Q」はMI6(英国情報部)の武器開発担当部門の責任者で、ジェームズ・ボンドが任務を遂行する上で欠かせない秘密兵器や技術の開発に日々いそしんでいる。「Qがいなきゃ君はとっくに死んでおる」とQ人がボンドに言うセリフ(第16作『007/消されたライセンス』)にも誰もが納得するほど、ボンドにとっても、作品にとっても、Qは重要な人物。「Q」の呼び名は所属先の「Quartermaster Division(軍事需品課)」を

    映画衣装の密かな愉しみ:第14回「007」シリーズ『007/ドクター・ノオ』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで 3人のQのスタイルから探る「Q」という存在
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    kenzy_n 2021/11/29
  • ユービーアイの新たなるオープンワールドは、なんと “神々による漫才”の物語デザインだった!『イモータルズ フィニクス ライジング』試遊レポート

    『イモータルズ フィニクス ライジング』をユービーアイソフトにて3時間ほど試遊させてもらい、すぐに思ったのは「ユービーアイがまたオープンワールドで新しいチャレンジをした」ということだった。 作はいわゆる「壁となるような障害物がなく、どこまでも進める」、「登場人物が次に何をすればいいか説明しすぎない」、「スタミナ制で壁を登ったり、素材を集めたりしながら進む」という、いまさまざまなメーカーが追求しているオープンワールドの潮流のひとつだ。 そこで作がチャレンジをしたと感じたのは “物語のデザイン”である。ギリシャ神話を題材としているし、ちょっと堅苦しく聞こえるかもしれないが、むしろ逆で笑えるのだ。プレイヤーを笑わせながら、ひねった構造を実現しているのである。 一体それはどういうことか。一言で書けば “神々による漫才の世界を旅するオープンワールド”なのである。いや、これでも何のことかわからない

    ユービーアイの新たなるオープンワールドは、なんと “神々による漫才”の物語デザインだった!『イモータルズ フィニクス ライジング』試遊レポート
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    kenzy_n 2020/11/09
    ギリシャ神話劇場 神々と人々の日々の様な話か
  • 『ブラックパンサー2』ではティ・チャラ王がすでに故人となり、妹のシュリが主人公になると報道――チャドウィック・ボーズマンの死去を受けて

    MCUでブラックパンサーを演じ、同キャラクターの単独映画で輝かしい興行成績を打ち立てたチャドウィック・ボーズマンの突然の訃報に接し、マーベルファミリーとハリウッドのコミュニティをはじめ、世界中のファンは悲しみに包まれた。そして、ボーズマンの死去により、MCUのブラックパンサーはこれからどうなるのかという極めて現実的な課題も残されている。特に『ブラックパンサー』の続編の扱いは制作陣の頭を悩ませているに違いない。そこで最近、来のブラックパンサーであるワカンダのティ・チャラ王がそもそも続編には登場しないという可能性が報じられた。 報道によると、「信頼できる情報筋」――タスクマスターがブラック・ウィドウ単独映画のヴィランになることや、ミズ・マーベルを主人公としたDisney+のドラマシリーズが制作されることなどを事前にリークした人物――からその情報が寄せられたという。ティ・チャラ王はオリジナルの

    『ブラックパンサー2』ではティ・チャラ王がすでに故人となり、妹のシュリが主人公になると報道――チャドウィック・ボーズマンの死去を受けて
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    kenzy_n 2020/09/08
    仮面ライダーのようだ
  • 実写版『キャッツ』を一足先に観た北米メディアが恐怖におののき発狂する――「不浄なポルノ」、「ホラーであり、忍耐力テストでもある」

    12月になった。今年一番のビッグタイトルが劇場にやってくる時が来たのだ。いや、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ではない、実写版『キャッツ』だ。もっとも映画化に向いていないブロードウェイ・ミュージカルが、北米では12月、日では1月に劇場で公開される。先日『キャッツ』のワールドプレミアが北米で行われ、メディアの反応がSNSに投稿された。 MashableのAngie J. Hanは、『キャッツ』を観たあと社会への希望を失ったとコメントしている。 「『ジョーカー』でアーサーが『社会で生きる”まともな人間”になろうとするのを諦めた』と言って、自分のなかの悪を解き放つシーンがあるけど、『キャッツ』を観た私の感想はそんな感じ」 Lindsay Ellisは、『キャッツ』の制作陣が実際にを見たことがあるのか疑っている。 「『キャッツ』のたちは、ホルモンを爆発させている。それも(ジョー

    実写版『キャッツ』を一足先に観た北米メディアが恐怖におののき発狂する――「不浄なポルノ」、「ホラーであり、忍耐力テストでもある」
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    kenzy_n 2019/12/19
    ジョーカーと違った意味で壊しにかかってくる作品
  • マーベルとソニーがスパイダーマン映画に関して交渉決裂――合意に至らなければスパイダーマンはMCUから離脱へ

    Deadlineによると、ソニー・ピクチャーズとディズニーはスパイダーマン映画に関して共同出資に関する合意に至らなかったため、マーベルは今後MCUでスパイダーマン映画を製作することはないという。ただしVarietyは、ソニーとマーベルが交渉で行き詰まってしまったものの、関係者の話では「ディズニーとソニーの間で合意に至る可能性はまだ残されている」と報じている。 両社が合意に至らなければ、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは今後のスパイダーマン映画から離脱することとなる。ディズニーは今後のスパイダーマン映画への共同出資に関して、50:50の条件を求めたが、Deadlineによるとソニー・ピクチャーズはこれを拒絶。ソニーはこれまで通り、ディズニーが初日の興行収益の5%を受け取るというような条件をキープしたいと望んでいた。ディズニーはこれを拒絶し、交渉は決裂した。もし2社が再び交渉の場に戻

    マーベルとソニーがスパイダーマン映画に関して交渉決裂――合意に至らなければスパイダーマンはMCUから離脱へ
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    kenzy_n 2019/08/21
    東映ではいかがかと
  • 『プロメア』レビュー

    「燃えてナンボの火消し稼業、放火魔を見過ごしたとありゃあ男がすたるぅ!」バカがつくほど熱くて濃い奴らが歌舞伎のように名乗りを上げ、スクリーン狭しと暴れまわる『プロメア』は、文句なく楽しめるアクションアニメの快作だ。 2007年の『天元突破グレンラガン』、2013年の『キルラキル』に続いて、監督に今石洋之、脚に中島かずきという名タッグによるオリジナルアニメが6年ぶりに戻ってきた。舞台となるのは突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」が存在するようになった世界。主人公ガロ・ティモスが所属する救命消防隊「バーニングレスキュー」と、炎上テロを起こす「マッドバーニッシュ」の対決を発端として、ガロとその仲間たちは地球規模の危機に立ち向かってゆく。今石洋之監督作品らしいキレのあるアクションと、心躍る展開をこれでもかと加速させてゆく中島かずき脚の組み合わせは、アニメファンなら「待ってました!」と

    『プロメア』レビュー
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    kenzy_n 2019/05/24
    事前情報が少ない
  • 開発中止になった幻のゲーム10本

    先日は『シェンムー』ファンとして複雑な気持ちになった。Eurogamerの記事で、『シェンムーI&II』が元々HDのフルリメイクとして開発されていたことが発覚し、映像も公開されたのだ。HDリメイクは中止になり、『シェンムーI&II』は移植に近い形で再リリースされることになった。『シェンムー』はサターン向けに開発されていた頃の映像も残っているので、これで「幻のシェンムー」が2つになってしまった。 幻のゲーム……か。『シェンムー』以外にもたくさんあるはずだ。そもそも、発表すらされないまま、企画段階で消滅するゲームもたくさんある。しかし、まれに発表後にキャンセルされるプロジェクトもある。楽しみにしていたゲームが中止されるのはもちろん残念だが、実現が叶わなかった幻の作品はそれでいて神秘的なものがある。それに、希望を捨ててはいけない。『スターフォックス2』のように20年のときを経てリリースされたゲー

    開発中止になった幻のゲーム10本
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    kenzy_n 2018/10/22
    夢かきたてるタイトルの数々
  • Valveは今後、もっとゲームの開発に集中する体制が整った - Steam

    インターネットを見る時、今でも「『ハーフライフ3』発売決定!」のようなジョークに頻繁に出くわす。これは、続編がやってくるまで永遠に終わらないインターネットミームなのだろう。それだけValveのFPSシリーズは伝説的のゲームなのだ。Valveの新作ゲーム『Artifact』について、シアトルにある開発現場で話を聞いて、開発スタッフも上のようなジョークをたくさん見てきていることがわかった。 「僕らもネットでいろんなジョークを見ますね。僕らだっていろんなネット掲示板を見るし、そういう情報をお互いに共有し合っていますから」と『Artifact』の開発スタッフであるJeep Barnettは話した。Barnettは『Narbacular Drop』の開発メンバーであり、そのチームは後に『Portal』を制作するためにValveに雇用されることとなった。 「Valveを理解するのは難しいですね。なぜな

    Valveは今後、もっとゲームの開発に集中する体制が整った - Steam
  • SF史に残る(べき)ゲームたち:第11回『S.T.A.L.K.E.R SHADOW OF CHERNOBYL』――原発事故をゲーム化するための倫理

    『S.T.A.L.K.E.R SHADOW OF CHERNOBYL』(以下、『S.T.A.L.K.E.R』)は、ウクライナゲーム開発会社GSC GAME WORLDが2007年に発売したFPSである。 多くの評者が述べているように、画面の旧共産圏的な暗さや、退廃的な画面とフィールドの美しさ、資源が足りないが故のサバイバル感が作の重要な魅力であり、他では味わえないものとなっている。独特の孤独感、寂寥感、欠乏感の味わいは、実に素晴らしい。 地域とゲームとの関係で言えば、そのような内容が、ウクライナという地域の文化に由来している、と論じることもできるだろう。だが、今回はその論点は深くは掘らない。代わりに深く論じてみたいのは、「チェルノブイリ原発事故を題材にしたゲーム」であることと、作がSF小説映画から継承したものとの関係である。そこにこそ、現実に起こった悲劇をゲーム化する際の倫理と技術

    SF史に残る(べき)ゲームたち:第11回『S.T.A.L.K.E.R SHADOW OF CHERNOBYL』――原発事故をゲーム化するための倫理
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    kenzy_n 2018/07/16
    挑戦的なタイトル
  • 『DEATH STRANDING』――小島秀夫の手口から学ぶちょっと変わった考察

    2018年6月13日に『DEATH STRANDING』の日語版E32018トレーラーが公開された。この公開からすでにある程度の期間が経ち、各所でさまざまな考察がなされてきたように思う。コラムではあまり設定的な点については言及せず、私なりの観点から作について考えを深めて、疑問と予想を提示してみたい。先に言っておこう、すべて根拠なき「遊ぶ人」の妄言である。 当に主人公はサム1人なのか 第1の疑問は作の主人公が当にサム1人なのかという点についてだ。小島秀夫氏はときに発売を待つ私たちに対して、事実とは異なる印象操作を行う。そしてそれらのうち、何度かはゲームの主人公についてのトリックだった。例えば『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY』において、雷電の存在は発売直前まで秘匿されてきた事実がある。 とはいえ、作の主人公はサムと明言されているから、それはそ

    『DEATH STRANDING』――小島秀夫の手口から学ぶちょっと変わった考察
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    kenzy_n 2018/07/01
    新たなる未知との遭遇
  • 『サイバーパンク2077』のベースになったTRPGの作者、CD PROJEKT REDの前に6、7社のオファーを断っていた

    TRPG『サイバーパンク2.0.2.0.』のクリエイター、マイク・ポンスミスはE3 2018で、CD PROJEKT REDは決して彼の作品をビデオゲーム化する権利を取得しようとした最初のゲーム会社ではないことを私に教えてくれた。 「私が『サイバーパンク』を作った日から、人々はそれをビデオゲームにしようと私たちにアプローチしてきていました」とポンスミスは笑いながら話す。「6、7社くらいはあったと思います。大手も結構ありましたね」。ポンスミスはそれらの会社名を明かさなかったが、最終的にCD PROJEKT REDに決めた理由は説明してくれた。 「他のオファーは『ほら、これを取って、僕たちが今やっていることに変えて、“サイバーパンク”と呼ぼう』みたいな感じだったので、私たちは『んー、よく分からないけど、あまり良い感じじゃないな』って感じで拒否していました」 しかしCD PROJEKT REDは

    『サイバーパンク2077』のベースになったTRPGの作者、CD PROJEKT REDの前に6、7社のオファーを断っていた
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    kenzy_n 2018/06/15
    パンクな生き方
  • ゴールデンウィークになると思い出す「人を騙すために産まれたかのようなゲーム」、その名は『キョロちゃんランド』

    あれはゴールデンウィークのことだった。まだ幼い私はなんらかの理由で母に新しいゲームソフトを買ってもらえることになり(たぶんゴールデンウィーク中は出かけられなかったのでそれで遊べということなのだろう)、一緒にゲームショップへと行ったのだ。そしてひとつのゲームに目をつけた。 それが欲しいと母に伝えると、彼女は「当にこれでいいの?」と何度も念を押した。母は今も昔もゲームには疎く、正直なところ今の私がどんな仕事をしているのかもよくわかっていない。そのくらいゲームに関しては詳しくないというのに、このときばかりはそのゲームソフトに対して疑念を抱いていたのだ。 それにしても子供というのは……いや、昔の私は馬鹿なものだ。自分が具体的に何が欲しいのかをわかってもいないのに、何かを目にすればそれが欲しい欲しいとねだるばかり。少なくとも、この件に関しては間違いなく母が正しかった。なぜなら私が手にしたのは、ファ

    ゴールデンウィークになると思い出す「人を騙すために産まれたかのようなゲーム」、その名は『キョロちゃんランド』
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    kenzy_n 2018/04/29
    PCエンジンの魔神英雄伝ワタルを思い出させる
  • 【SF史に残る(べき)ゲームたち】第1回:メタルギアシリーズ――現代SF最高の達成

    記念すべき第一回では、「メタルギア」シリーズを扱う。 「メタルギア」シリーズは、SFというジャンルにおいて、ゲームにおける表現が最も優れたものになってしまったという事態を決定的に示す作品である。ゲームというメディアの固有の性質が、SFの主題、展開、表現方法、映像、体験……などなどと複雑に絡み合って非常に高度な達成を行った記念碑的作品であり、ゲームという芸術の最高峰に位置する作品であると断言して構わない。 論が重視するのは、そのメディア自身の科学的・技術的な進歩と、形式と内容が相互関係を持つ類のSFゲームである。SFというジャンルが、ミステリやホラーなどの他のジャンルと決定的に違う部分はそこにある。日SF大賞を設立した小松左京や筒井康隆はそれを明確に意識していた。ここではそれを、「メディア技術との随伴性」と呼ぶことにする。 その観点からすれば、「メタルギア」は、日SFの、近年における最

    【SF史に残る(べき)ゲームたち】第1回:メタルギアシリーズ――現代SF最高の達成
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    kenzy_n 2018/02/25
    メタルギアを識る
  • 【SF史に残る(べき)ゲームたち】第0回 ゲームを正当に評価するために

    ゲームは、現代を代表する表現形式である。疑うならば、電車に乗れば良い。子どもも大人も、スマホを開き、ゲームに興じている。 これだけの大勢が日常的に接しているメディアである。人々の感性や認識に影響を与えないわけはない。しかし、そうであるにも関わらず、これまで、批評・研究は、正当な目を注いで来なかった。その理由は、人類が手に入れた新しい表現形式・メディア・芸術であるゲームの正当な価値を見誤ってきたからでもあるし、既存の方法論ではゲームを論じることが困難であった、という理由にも拠るだろう。 ゲームは、少なくとも映画が払われてきたのと同じぐらいには、注目され、論じられてしかるべき表現である。映画も生まれてまだ一〇〇年ちょっとしか経っていない新しいメディアであり表現形式であり、最初は単なる見世物であり神経を刺激するだけのものと考えられてきたが、二〇世紀における映画・映像が、単なる娯楽に留まらず、人々

    【SF史に残る(べき)ゲームたち】第0回 ゲームを正当に評価するために
  • 【PCゲーム極☆道】第八回:ロマン溢れる兵器が登場するRTS「Planetary Annihilation: TITANS」

    PCゲームで人気だったゲームゲームジャンルが、コンシューマでも人気になることはしばしばあることですよね。「Minecraft」から発するサンドボックス系ゲームや、ここ数年で一気に人気となったサバイバル系ゲーム、FPSなんかもそういう節が少なからずあるでしょう。最近だと、MOBAをコンシューマに移植しようという動きが活発ですね。今後の展開に期待がかかります。 ですが、そうした広く受け入れられるゲームがたくさんある中、PCゲーム内でのみ強い盛り上がりを見せるジャンルがあります。RTS、リアルタイムストラテジーです。いや、この辺は人によって意見が分かれるところです。コンシューマでもたくさん名作は生まれていますし、コンシューマで盛り上がっていないというのは、ウソになります。ただ、PCゲームではそれはもうたくさんの新作RTSが発売されており、コンシューマとは圧倒的にユーザー数が違うであろうことが想

    【PCゲーム極☆道】第八回:ロマン溢れる兵器が登場するRTS「Planetary Annihilation: TITANS」
    kenzy_n
    kenzy_n 2017/11/20
    SF好きがニヤリとする兵器が出てくる
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