AWS障害にOracle情報漏えい疑惑──リスク露呈したガバメントクラウド、デジタル庁の受け止めは(1/2 ページ) デジタル庁が運用する、日本政府の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」(ガバクラ)で、米AWSへの依存度の高さが続いている。2025年3月末時点で国と地方自治体の全システム2808件のうち約97%に当たる2729件がAWSを利用している。特定クラウドへの集中がもたらすリスクへの対応が課題となる中、4月15日にはAWSで障害が発生し「ガバクラにも一定の影響があった」(デジタル庁)という。 一方、2番目に使われているOracle Cloudではデータ流出疑惑も浮上。デジタル庁が4月24日に開催した報道関係者向けブリーフィングでは、一連のトラブルについて同庁の見方が明かされる場面もあった。 97%がAWS利用 ガバメントクラウドの実態 2025年3月末時点の利用状況では、全システ
