80年代初頭、関西ニューウェイヴ・シーンに忽然と現れたLo-Fi/SCUMロック・バンド、ほぶらきん。91年にアルケミー・レコードから発売されたスタジオ録音EP3作品、2枚組ソノシートおよび未発表曲を加えたアルバムで、長らく入手困難だった名コンピレーション盤『ほぶらきん』(写真)が、11月25日にリマスタリングされて再発されます。 ほぶらきんは滋賀県が生んだ伝説のバンドで、童謡を思わせるキャッチーでノスタルジックなメロディとあまりにもナンセンスなパフォーマンスが大きな話題になったバンド。中心人物である青木氏の当時小学生の弟までもがメンバーとして参加するというエピソードにもうかがえるように、関西ニューウェイヴ・シーンだからこそあり得たポップさとジャンクさは、のちのボアダムス関連ユニットにも大きな影響を与えているバンドと言えます。 かつてEYE、YOSHIMI、山本精一らのスカム・ユニット“電