あの人は今、どう受け止めているだろう。オバマ米大統領の広島訪問が近づくなか、作家の塩野七生さんの考えを聞きたくなった。ローマの自宅に電話したずねると、「日本が謝罪を求めないのは大変に良い」という答え…
あの人は今、どう受け止めているだろう。オバマ米大統領の広島訪問が近づくなか、作家の塩野七生さんの考えを聞きたくなった。ローマの自宅に電話したずねると、「日本が謝罪を求めないのは大変に良い」という答え…
鈴木宗男オフィシャルブログ「花に水 人に心」Powered by Ameba 鈴木宗男オフィシャルブログ「花に水 人に心」Powered by Ameba 政府は昨夕、臨時閣議で安倍首相の戦後70年談話を決定し、安倍首相は記者会見している。 「植民地支配」「侵略」「おわび」が文言に入るかどうかメディアは今年に入ってから盛んに取り上げていたが、結局は「侵略」も「おわび」も「植民地支配」も盛り込まれた。国内外の様々な声を受け入れたのだろう。 この談話を閣議決定し、表現について安倍首相は公明党の考えに配慮したと受け止めている。 談話の中に「日本では戦後生まれの世代が今や人口の8割を超えています。あの戦争にはなんら係りのない私達の子や孫、そしてその先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」とある。歴史の事実・真実は未来永劫続くのである。 植民地支配を、侵略戦争を起こしたことを認
このブログを以前からお読みいただいている方は,わたしが以前「民族自決」概念を危ういものとして批判し,既存国境の内部における民族問題の解決を主張したことを憶えておいでかもしれない。だからわたしはこれまで一度もチベットの独立を主張してこなかったし,コソヴォの一方的な独立宣言(および,それに伴う欧米諸国のダブルスタンダード)を批判してきた。 国境,国民,国家――「民族自決」批判 - Danas je lep dan. 「民族自決」批判のブクマコメに応答 - Danas je lep dan. 「民族自決」という理念が多くの流血をもたらしたことは,わたしたちが重く受け止めるべきことだ。オスマン帝国の末期に生じた数え切れないほどの民族浄化の営みや,ユーゴスラヴィア解体に伴う戦争犯罪の数々と国家の分断は,紛れもなく「民族自決」が生み出した果実だ。民族自決によって成立した国家における少数派の迫害も,わた
――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』(2014年、笠間書院)を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代 作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 刊行前から楽しみにしていた本で、出たらぜひとも感想をまとめておきたいと思っていた。発売後すぐに読んだのに、身辺が少し慌ただしかったためにブログの更新自体が停滞してしまったが、以下、本書を通じて考えさせられたことについてまとめていきたい。 本書の目次については、すでに版元が詳細なものを公開しているが、以下に掲げる全10章からなる。 第1章 読書を調べる 第2章 表現の中の読者 第3章 読書の場所の歴史学 第4章 書物と読者をつなぐもの 第5章 書物が読者に届くま
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