『長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~』(フジテレビ系)公式サイトより 『長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~』(フジテレビ系)は、サザエさん45周年を記念して作られたスペシャルドラマだ。脚本は『四十九日のレシピ』(NHK)や『早海さんと呼ばれる日』(フジテレビ系)を手がけた大島里美。本作は、長谷川町子の自伝的作品であると同時に、漫画『サザエさん』誕生の物語でもある。ドラマには、漫画のモデルとなった人々やエピソードもさりげなく登場する。 虚実入り混じったアプローチは、水木しげるの妻・武市布枝(作中では村井布美枝)の視点から水木しげるを描くと同時に、作中に水木作品のモデルらしき人やエピソードをうまく盛り込むことで、妖怪のいる戦後史を描いたNHK朝の連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『ゲゲゲの女房』のアプローチを思わせる。 そして今作で長谷川町子を演じたのは尾野真千子。朝ドラ『カーネーショ
![『長谷川町子物語』が問いかけた、永遠に“生き続ける”キャラクターを生む重み](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e4bb0603e6af786076a05c41a69cae057dca852e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcyzowoman.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F04%2Fcyzowoman_logo.jpg)