待望のお正月休みである。筆者も元旦には、晴れ着で友人と初詣でへ行く予定だが、システムトラブルで呼び出され、「サーバルームに初詣で」してしまうことは避けたいものだ。 多くの企業において、年末年始は誰も出社していない(正月にもかかわらず出勤だ、という方、お疲れさまです。あなたのおかげで、正月でも社会が回っているのです――)こともあり、ウイルス感染や不正アクセスなどの被害が、普段以上に拡大する可能性がある。もしそうなったら、すべての責任はわたしたちシステム管理者が負うことに。周囲から後ろ指を差され“おとそ気分”も吹き飛んでしまうだろう。 賢明な読者の皆さんは「いちいち言われなくても、年末のサーバメンテナンスは大丈夫だよ!」と考えておられるかもしれない。しかし、過信こそが落とし穴。ここでメンテナンスの内容を再度確認しておこう。 情報処理推進機構(IPA)は12月21日付で「年末年始における注意喚起