500ページを優に超える、英語の文書。これは、2001年に起きたアメリカの同時多発テロ事件について、アメリカ政府が事件後にまとめた調査報告書です。 背表紙が破れ、ぼろぼろになった、こちらの一冊。それは、事件で息子を失った79歳の日本人男性が、たった1人で、8年がかりで翻訳に挑んだ証でもあります。「事件の背景を少しでも知りたい」という彼が、翻訳を終えて抱いた思いとは…。(報道局遊軍プロジェクト)。 今から15年前、2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロ事件。ハイジャックされた複数の旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルや国防総省に次々に激突し、日本人24人を含む3000人近くが犠牲になりました。東西冷戦の終結以降、唯一の超大国とも言えたアメリカの中枢が攻撃された事件として、世界に衝撃を与え、この事件は、その後のアフガニスタンやイラクでの戦争、そして、過激派組織IS=イスラミッ
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