第1回目では、シンクライアントの実行方式とその特徴、専用端末について解説してきた。 では、どの方式を選択すればよいのだろうか? それは、『何のためにシンクライアントを導入するのか?』によって異なる。 今回は、どのシンクライアントを選べばよいのか、その選定方法やポイントを解説する。実際にシステムを導入する上で、最適な実行方式を選択するにはどのような基準で選定すれば良いのか見ていこう。 その目的は、大きく以下の3つに分類できる。 セキュリティ対策 クライアント端末側にデータを保持しないというシンクライアントの特長は、セキュリティの強化に最適だ。 管理効率の向上 デスクトップ環境やユーザーデータも、シンクライアントでは管理者側で中央集約化されるため、バックアップの一元化や端末故障時の交換オペレーションが簡素化され、管理面での効率が向上する。 ユーザー利便性の向上 デスクトップ環境やアプリケーショ
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