筆者の若林です。 有機ELの寄稿は、当時は多くの方が知識や情報が無い中で誤解や混乱もあり、NPの皆さんに正しく理解してほしいと思って寄稿しました。 今回は、多くの方々が、それぞれに、情報もあり、見識もあり、いわば、いろいろ語れます。そういう中で、どのように切り口をだせるか、特に、企業を評価する軸を打ち出せるか、そういう一つの見方の参考になれば、と思います。 30年前ですが、NRI時代、当時、第二期のAIブームで、最初に与えられたテーマ。調査機関が楽観的かつXX年に数十兆円市場と出していて、検証すると違和感を持った。当時は、エキスパートシステム、自動翻訳、音声認識などが流行、当時も、産業革命と言われ盛り上がりましたが、なかなか実用に至らず、87年に高温超電導が出ると、こちらこそが産業革命だということになり、AIブームは消えた。高温超電導もやがて静かになり、出てきたのは、PCであり、DRAMな