7月24、25両日に開かれた衆参院予算委員会の閉会中審査に出席した安倍晋三首相は長時間、野党からの厳しい追及にさらされた。 「加計学園」の獣医学部新設計画の申請を知った時期は政府の国家戦略特区諮問会議で同学園を事業者とすることを決定した1月20日だったと、安倍首相は24日の衆院予算委員会で答弁した。 だが、安倍首相と加計孝太郎理事長の極めて親密な関係からして、首相答弁は「にわかに信じられない」という声が沸々と起こった。 案の定、25日の参院予算委員会では民進党の蓮舫代表(当時)の鋭い追及にタジタジとなり、過去の答弁の修正を余儀なくされた。 そもそも、安倍首相は6月18日の通常国会終了後に会った知己に「なぜ、オレはこんな目に遭わなければならんのだ。十分に説明しているじゃないか」と、加計問題について連日国会で追及されたことに、いらだちを隠さなかった。 安倍首相は一日の日程を終えると、東京・富ヶ