過去に自分が間違っていたと思うことや、身近なエンジニア(技術者/研究者等)が「見落としているんじゃないか」と思える部分を列挙してみました。 ただし、それぞれ状況と立場次第であるものが多いのでご注意下さい。 製品を売る場合や、論文を書く場合、個人の場合など、様々な立場での色々なものをごっちゃに書いてしまいました。 1. 技術の凄さのみが戦局を決めるわけではない 「技術が凄ければユーザは勝手についてくる」という発想に出会う事があります。 それは、正しい場合もあれば正しくない場合もあると感じています。 最近は、得てして「技術だけ」ではあまり成功しないような気がしてきました。 そもそも「凄い技術」とは何なのかという部分が難しいです。 その「凄さ」が実現しているものと、ニーズとの一致などが的確で無い場合、いくら凄くても理解してもらえないことも多いです。 2. 誰が言うか、誰がやるかも大事な要素 全く
「Introduction to Abject-Oriented Programming」という記事がありました。 オブジェクト指向プログラミングで発生しがちな事柄を皮肉っています。 かなり笑えました。 最初は気がつきませんでしたが、原文のタイトルはObject-Orientedではなく、Abject-Orientedになっています。 面白かったので訳してみました。 一部良くわからなかったので省略してしまっているのと、間違っているかもしれないので、原文もご覧下さい。 また、原文のコメントも面白かったので、もしよろしければご覧下さい。 なお、原文のコメントにはネタであることを理解していないと思われる人の書き込みがありました。 念のためここにも書いておきますが「オブジェクト指向」じゃなくて「アブジェクト指向」ですよ!!! 仮に、 Abject: 絶望的な、悲惨な、惨めな、屈辱的な、ひどい だそ
「The Ghost In The Browser Analysis of Web-based Malware」というUsenixの論文がありました。 PDFがダウンロード可能なので、興味のある方は読んでみる事をお勧めします。 この論文は、HotBots 07というボットネットに関してのWorkshopで、他に発表されていた論文も面白そうでした(まだ他のは読んでいません)。 NATやファイアウォールの普及によって、最近ではワーム(Worm)の勢いが衰えてきて、マルウェア作者にとってはWebが活動の主体になりつつあるそうです。 この論文は、Google社の社員5人によって書かれています。 Googleのクローラが収集しているWebページリポジトリを利用して解析を行った論文です。 この論文では、ふるいにかけたURLをバーチャルマシン上のInternet Explorerに渡して実行状況をモニタ
「Signs You're a Crappy Programmer (and don't know it)」という記事がありました。 こんな人は自分が気づかないうちに駄目プログラマになっているそうです。 笑えました。 Java以外はいらない(知らない) 20行以上になる関数/メソッドには断固として反対する 何でもかんでも「デザインパターンだ!」 CPUサイクルは非常に貴重な資源であるというのが信念である。プログラミングスタイルと利用言語はいつでもその信念を貫いている。 関数/メソッド内に複数のreturnポイントはあってはならないと考えている 「ユーザが間抜けなんだ。自分のソフトウェアのせいでユーザが間抜けになっているわけがない」と思っている 書いた行数にプライドを持っている 似たような機能はコピペでサッと仕上げる エラー処理とは全てのexceptionをcatchして、logを取って、動
「How To Get Hired -- What CS Students Need to Know」という記事がありました。 この記事では筆者がC/C++技術者の採用面接をやっていて思うことが書いてありました。 面白かったので要約してみました。 日本ではここまで厳しくないとは思いますが、心掛けとしては良いと思いました。 勘違いなどが紛れ込んでいる可能性があるので詳細は原文をご覧下さい。 記事によると多くの学生は面接前に十分な準備をしていなかったそうです。 また「1から10まで数えるループを書いてみて」や「16進数でFの次は何?」と聞いても答えられない修士卒業生と博士卒業生などを相手にすると疲れるそうです。 プログラマを採用したい時には、プログラムを書けない人は雇わないと書いていました。 面接者の視点 「Joel on Software : The Guerrilla Guide to I
「Levels of HTML knowledge」という記事がありました。 かなり皮肉たっぷりで笑えました。 以下、要約していました。 誤訳などがあると思うので詳細は原文をご覧下さい。 原文のさらにネタ元の「Levels of CSS knowledge」も面白いです。 レベル 0 このレベルの人はHTMLを見ることはありません。 例えば、メールで送信されてきたHTMLメールを原文のまま見るなど、稀に何かの間違いで表示されてしまっているHTMLを見ることはあります。 彼らはレベル0以上になろうとも思いません。 ありがちな発言 「H?TM? 何それ?」 レベル 1 このレベルの人たちは、自分たちが日々目にしているWebサイトの裏で何らかのプログラムが動作している事を認識しています。 このクラスの人たちはWebサイトを自分たちで作るときには、専用のツール(Photoshop、Dreamwea
「Ten reasons why every programmer should learn C」という記事がありました。 個人的な感想ですが、何と無く言いたい事はわかる気がしました。 ただ、多少誇張している(言い過ぎ/嘘)かなと思いました。 あと、恐らくLinuxとオープンソースなどを念頭において書いているんだろうなと思いました。 ちょっと言いすぎ感も漂う内容でしたが、面白かったので訳してみました。 誤訳や勘違いなどが入っている可能性があるので、詳細は元記事をご覧下さい。 以下訳です。 全てのプログラマはC言語を学ぶべきである。 C言語を学ぶ事により得られる利点は無視できないほど大きい。 C言語を学ぶ事により、仕事の機会に恵まれるだけではなく、コンピュータへの理解が深まる。 1) C言語は、C++やJavaと比べて低レベル(low level)な言語である。 低レベル言語を使ってプログラ
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