仕事では、20年モノのレガシーなWebアプリケーションの開発・保守を担当している。規模が大きく、多くの顧客が利用しているため、いまでも、ビジネス上の要請から、そのシステムに対する継続した機能追加は求められている。 このため、レガシーアーキテクチャ上でビジネス上の課題を解決しつつも、同時に保守や拡張が困難な部分を改善していく必要がある。 この改善活動について、エンジニアリングマネージャーの端くれとして、普段、意識していることをまとめておく。 1. レガシーコードに対するマインドセットを持つまず、IPA「アジャイルソフトウェア開発宣言の読みとき方」を読む。10回読む。いつでも参照できるように、印刷して手元に置いておく。 特に、原則11 「よいモノはよいチームから」の行動規範を意識する。周囲を取り巻く環境が悪いように思えても、少なくともチームの雰囲気やチームメンバーの連携は悪くない、と思えるよう
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