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皆さまこんにちは。チェンジビジョンの近藤です。「第4回:Bundleの連携の制御の仕組みを理解しよう!」では、モジュール間の連携についてソースコードを基に解説しました。モジュール間を連携させることによって、どうやって動的な機能の追加を実現しているかということを解説しました。 機能を追加するための基となるBundleでは、接続されるサービスのインターフェースを公開しています。そして別のBundleでは、そのインターフェースに基づいてサービスを実装し、BundleContextのインスタンスへ実装したサービスを登録しました。 こうすることで接続元のBundleではソースコードを編集することなく、機能の追加を実現しました。OSGiはこうしたサービスの追加や削除、入れ替えを自由に行うことができます。 さて最終回である今回は連載を振り返り、モジュラリティの向上がどれだけ開発を楽にするのかを解説します
こんにちは。チェンジビジョンの近藤です。「第3回:体験!モジュールの動的な追加と削除」では、OSGiの特徴であるモジュールの動的な追加・削除について説明しました。 「install」コマンドを使うとモジュールの追加が行われますが、実際にモジュールがコピーされているわけではなく、メモリ上での追加しか行われていません。そのため新しいモジュールを追加することで、既存の環境において新しい機能を試すことができます。その機能が気に入らなければ、その場で「uninstall」をすることでモジュールを削除できます。 このようにOSGiコンソールからコマンドを入力することで、Equinoxを止めずに動的にモジュールを追加、削除できます。これにより機能は機能的に十分かどうかを確認しながら進めるような、インクリメントに開発を進めたいアジャイル開発に活用できるといえるでしょう。 前回触れられませんでしたが、「in
こんにちは。チェンジビジョンの近藤です。 前回はモジュールを簡単に追加・削除を行うことのできるプラットフォームとしてOSGiを取り上げ、その参照実装の1つであるEquinoxを動かしてみました。筆者は、はじめてEclipse上で動いているプラグインをコンソール上から確認したとき、とてもワクワクしたのを覚えています。100以上のモジュールが組み合わさって、快適な開発環境が提供されていたからです。皆さんはいかがだったでしょうか。 さて、これから3回にわたってOSGiについてEquinoxを動かしながら解説し、Java SE 7で計画されているモジュラリティの向上を体験していきます。今回はOSGiの特徴であるモジュールの動的な追加・削除などを行うライフサイクルの管理を行ってみましょう。
「第1回:Javaはまだまだこれからだ!」では、Java SE 7で計画されているモジュラリティの向上について解説し、それを実現するOSGiについて触れました。 今回からはOSGi仕様が実装されたEclipse Equinoxフレームワークを実際に体験していきましょう。一番身近な例としてEclipseを起動し、OSGiフレームワークの稼動の状況をみていきます。 本連載ではEclipse 3.3を基に解説を進めますが、配布パッケージによっては開発するためのプラグインが足りません。 以下のWebサイトから「Eclipse for RCP/Plugin Developper」か「Eclipse Classic」をダウンロードしてください。 上記はどちらともZIP形式で配布されています。今回はWindows用の「Eclipse Classic」をダウンロードして、任意の場所に展開してください。展開
皆さんこんにちは。本連載を担当させていただきますチェンジビジョンの近藤と申します。 世間ではJavaはすでに成熟期に入ったというような位置づけで語られることが増えてきているようです。本連載をお読みの方はどうお感じでしょうか。個人的な見解ですが、筆者はそうは思えません。 Javaには大きく分けて2つの側面があります。1つはプログラミング言語という側面です。静的なクラス構造を持ち、実行するためにはコンパイルが必要で、実行する前にプログラムの文法的な異常やクラス間のインターフェースの食い違いを発見します。 しかし、Rubyなどコンパイルが不要なスクリプト言語では対話型のシェル(実行環境)が整えられるようになりました。シェルに対してプログラムを書いていくことで、文法的な部分やクラス間のインターフェースの異常をすぐに確認できます。しかも十分な速度で実行結果が返ってくるため、Java言語を使って実装し
読者の皆さんは、「OSGi」という技術を耳にしたことはありますか? ソフトウェア統合開発環境の1つ「Eclipse」のコア技術というとピンと来る方も多いと思います。本稿では、ここ数年さまざまなアプリケーションの(SpringやJBoss、GlassFishでも)基盤技術として採用されているOSGiについて解説します。 日本企業も多数参加している「OSGi Alliance」 OSGiを一言でいうと、「Javaモジュールの動的追加や実行を管理するための基盤システム」です。この基盤システムの仕様をOSGi Service Platform仕様として、非営利団体であるOSGi Allianceが規定しています。 このOSGiの仕様を規定するOSGi Allianceは、1999年に「Open Service Gateway Initiative」という名称で設立されました。「Gateway」とい
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